1100話)うどん粉病の初期に

農薬を勧めたいわけではありません。使わないなら、それがいいに決まっています。でも、ベテランの週末ファーマーが、今年はうどん粉病にやられて、収穫がのぞめない、ということを書いておられるんですね。

梅雨も終盤に差しかかっており、果菜のなかには疲れてくるものもありますから、たしかに心配です。注意してみると、うどん粉病に強いはずの中国キュウリの古い葉にそれらしきものがうっすらと出ています。まずは枯れた葉、傷んだ葉、病気の可能性のある葉、古くなって生産性は低いはずなのに他の葉への陽光を遮っていそうな葉、こういうものを取り除きます。

立花吉茂先生の言葉を思いだします。植物は徹底した合理主義ですから、マイナスになればすぐにリストラします。葉色が悪くなったりしているのは、そういうことでしょう。

そのあと、カリグリーンという農薬を散布しました。殺菌剤として重曹(炭酸水素ナトリウム)を使っていたことがあるんですけど、そのナトリウムをカリウムに置き換えた農薬があるときいたのがこれでした。界面活性剤も添加されていますけど。効果はさほどではないと思いますが、発生初期には気休め以上の効果があると思います。カリ肥料の葉面散布の効果もあるでしょう。
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製造者の名前が変わったそう (高見邦雄)
2016-07-18 07:10:33
私が購入したときは、大塚アグリテクノという名称だったんですけど、いまはOATアグリオというのだそう。
 
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