北京の友人によると、家の近くの市場で「天鎮の野菜」が一般のものよりずっと高いけど飛ぶように売れるそう。緑色食品つまり有機無農薬栽培が売り。天鎮県は大同でいちばん貧しい県ですけど、これはいい話です。1月に訪れたとき生産地を見学しました。
暖冬とはいっても日中でもマイナス10度以下ですから、すべてビニール温室のなか。寒い北風をレンガの壁でさえぎり、南側は鉄筋とビニールフィルムで陽光を最大限に取り込 . . . 本文を読む
この1月、大同に打ち合わせにでかけると恐ろしい情報が待っていました。物価が急騰しているというのです。
大同は石炭の街で市のGDPの60%以上が石炭関連。石炭は庶民の生活燃料でもありましたから以前は政府が価格統制していました。1トンが30元といった時代も長かったのです。建築資材の砂利より石炭が安いことさえありました。石油や天然ガスへの転換も時代の流れで、石炭は斜陽化するという見方さえあったのです . . . 本文を読む