大同では、いま大緑化運動を展開中です。市街地の街路樹として樹高5m以上のモンゴリマツ(樟子松)を植えていることを、このブログの第167号(2008年5月)で紹介しました。ちゃんと根巻きをしてあるとはいえ、活着するかどうか心配でしたが、7月にみたところ、けっこうな率で着いているようです。
問題は、こんなに大きな苗がどこからくるか、です。渾源県の下韓郷でも同じようなマツを植えていたので、顔なじみの . . . 本文を読む
この7月、渾源県下韓郷の道端の食堂にはいりました。「酒はどうするか?」ときかれて、「恒山老白干!」と答えました。最初に私がこの地方で活動したのはこの渾源県でした。そのころは、ほんとによく白酒を飲んだのです。でも、たいていはビール瓶のようなフタの「コーリャン酒」で、飲みきるしかない。アルコール度数は56度とか53度とか。1斤(500g)が2.7元。量り売りのそれは2元でした。それにくらべると、この . . . 本文を読む
ボランティアツアーに参加して、環境林センターを訪れた方は中庭に植えてある4本の木を覚えておいででしょう。写真の木たちはあの木の子供で、白登苗圃の道路わきに植えたものです。何年か前、その作業に参加されたかたもあるでしょう。
この木はニレ(楡)です。ニレの木はこの地方に適合していて、よく育ちます。「楡」のつく地名もたくさんあります。どこからかタネが飛んでくるのでしょう、いつのまにか生えてきているも . . . 本文を読む
大同の市内から渾源県にむかう途中で、桑干河を渡ります。橋の名は固定橋。毎回、橋の中央で車を停めるか、すこしていねいにやるばあいは橋のたもとに車を停めて、橋の中央まで歩いて、写真を撮っています。水の状態を継続して観察したいと思ったからです。
ところが最近は、ほとんどいつも水がありません。あったとしても、まっ黒のわずかな水で、橋のうえまで刺激臭がただよいます。「純度100%の汚水だ」と私はいってい . . . 本文を読む
犬を散歩させている人とすれちがうとき、いつも感心するんですけど、飼い主と犬がほんとによく似てるんですね。あれは無意識のうちに自分に似た犬を選んでいるんでしょうか。それとも育てているうちに似てくるんでしょうか。つい、顔がゆるんでしまいます。
では、この犬の飼い主はどんな人だと思いますか。この犬は狼狗といいます。中国シェパードといったところ。同じ狼狗でもいろいろですが、彼はものすごく賢いですよ。表 . . . 本文を読む
実験林場「カササギの森」とその周囲には鉄鉱石が眠っています。ちょっと上流で開発がはじまり、水がにごったり、大型ダンプが通ったりで、環境が悪化しました。この春には油断しているすきに、私たちの敷地が無断で重機で掘り返されました。カウンターパートの大同市総工会をつうじて大同県政府に強く要請し、なんとかそれはストップしました。
いまの問題は農民によるゲリラです。敷地内の谷の底には砂利がたまっていますが . . . 本文を読む
数年前から水槽でタイリクバラタナゴを飼っています。繁殖の時期になると、オスの婚姻色がとても美しい。バラタナゴのバラは「薔薇」の意味だそう。メスのお腹からはブルーの産卵管がとびだしています。
せっかくだから、繁殖に挑戦したいんですけど、タナゴはめんどうなんですね。生きてる二枚貝のなかにしか、タマゴを生まない。清荒神参道のペット屋さんに二枚貝を売っていたんですよ。衝動的に買ってきて、水槽にいれまし . . . 本文を読む