ツアーの参加者は8月29日の午前中、蔚州古城の名所を見学しました。そのひとつが南安寺塔です。以前は南安寺という寺があったそうですが、いまは遼代創建のレンガの塔が残っているだけ。
塔のある中庭を囲んで、骨董を売る小さな店があり、この春までは自由に入れたのに、今回は門票(入場料)をとりました。
そしてもう一つの変化がこの表示。蔚州博物館の重要な展示物のなかにこの南安寺塔の地下に秘蔵されていた仏具な . . . 本文を読む
蔚州古城を不定形の城壁で囲まれていました。その北辺に門はなく、城壁のうえに玉皇閣が建っています。ここ数年、修理がなされていましが、それが終わり、一般に公開されています。
もとは北をにらむ軍事目的の靖辺楼でしたが、のちに道教の廟にかわりました。
蔚州古城のなかと周辺にいくつかの仏教寺院がありますが、文革時期に無残に破壊され、多くの寺に仏像がありません。でも、玉皇閣の神像は、もとのものかどうかわか . . . 本文を読む
8月27日、蔚県代王城鎮四村で、植樹作業に取り組みました。春秋時代、この地方には代国という小さな国がありましたが、その王城のあったところです。
この春もここにきましたが、それ以後の変化は、植林地のすぐ近くで北京と蔚県をむすぶ高速道路の工事がはじまっていることです。今年の年末には開通ということで、最初は信じられなかったのですが、着々と進行しているようすをみると、実感がわいてきます。
植えたのはア . . . 本文を読む
蔚県の県城の東南端に文化広場(公園)があります。そのすぐ北が青空市で、住民の台所のたいせつな支え。
野菜、果物、肉、魚、香辛料、家庭雑貨など、生活に密着したいろんなものがならんでいます。常設で専業にしている人から、近くの農家がとれたものを売りにくることもあって、店の内容はさまざまですが、値段はかなり割安のよう。
でも、若い人たちは、スーパーに流れているそう。そのほうがカッコいい、早起きは苦手、 . . . 本文を読む
日本は暑さがぶりかえしたり、台風がやってきたりで、たいへんなようですね。こちら蔚県は緯度が北緯40度、標高が900mありますし、内陸の乾燥地帯でカラッとしていますので、ほんとに過ごしやすいのです。
日本からのツアーは昨日正午前に北京空港に到着し、バスで蔚県にやってきました。渋滞もなく、思ったよりは早くつきました。
標高の高いところにはきれいなお花畑ができています。そういう場面にせっかくであった . . . 本文を読む
張家口市蔚県の南部は2000m級の山地です。そこの谷筋に昔から道路がつくられ、峠越えをしていました。有名なのが飛狐峪です。
昨年のツアーは飛狐峪とその先の空中草原を訪れたのですが、前中久行代表がさらによさそうなところをインターネットでみつけてきました。麻田嶺です。どちらがいいか下見に行きました。
景色のいいところを見たいだけじゃないのです。今年から玉壺湿地公園のなかに7.5ha(うち水面3ha . . . 本文を読む
北京-蔚県の交通について、重大ニュースが進行中です。太行山高速道路の工事が進行し、張家口市涿鹿県臥仏寺郷から蔚県までの区間が今年の年末には開通するというのです。
去年の春ごろ、ぽつぽつと工事がはじまったころに、2018年末に開通ときいても、信じる気にはなりませんでしたが、いまは本当だろうと思います。
前中代表の誘いで、麻田嶺という1850mほどの蔚県南部の山をみたあと、県城に帰る途中に工事現場 . . . 本文を読む
きょうの朝、泊まったばかりの蔚州飯店について、部屋のなかの変化を書きました。昨日、ここに着いたのが薄暗くなってからで、外観その他はちゃんとみることができませんでした。
変化したのは部屋のなかだけではありません。外観も大きく変わっています。以前はそれこそ1950年代か、遅くとも1970年代あたりに建てられたであろう、それなりに風格のあるもので、私は嫌いではありませんでした。
ところがいまはこん . . . 本文を読む
昨日8月22日、北京空港をへて河北省張家口市蔚県のホテルにはいりました。途中渋滞があったのと、昼食兼夕食を官庁ダムのほとりでゆっくりとったこととで、ホテルに着いたときは薄暗くなっていました。
このホテル、昨年泊まったときは蔚州賓館といっていたんですけど、その後、経営者と名前が変わり、さらにもう一度変わって、いまは蔚州飯店です。ここはいまは蔚県ですけど、その前は燕雲十六州のひとつ蔚州で、明清の時代 . . . 本文を読む
1262話で発芽して本葉が1.5枚ほどになったブロッコリー苗の胚軸を切断して、挿し芽する育苗方法について書きました。8月5日のことです。
だいたい1週間から10日で発根するので、それまでは日陰においたものを、だんだんと日照にならしていきます。これまでの経験だと、90%以上が活着したのです。
ところが今年はこれまで経験したことのない酷暑です。(私のばあいは国外にいることが多かったので発言権はない . . . 本文を読む
一時期、アスファルトを突き破って育つダイコンが「ど根性!大根」などと呼ばれて話題になりました。ダイコン以外のバリエーションもけっこうありました。
それにはちょっと及びませんが、わが家の庭の片すみに、なにかはわかりませんが、ウリ科のつるものが育っています。こぼれ種で生え、耕されたことのない固い土、灼熱の太陽と無慈悲な乾燥に耐えて、元気よくつるを伸ばしてきました。このど根性!〇〇はいったいなんでしょ . . . 本文を読む
中国のギボウシ・タマノカンザシ(玉簪)が咲き始めました。夕方に開花し、芳香があります。夕刻に開花する花に芳香が多いのは、ガ(蛾)のなかまを呼び寄せ、授授粉に役立たせるためのようですね。
涼しくなった夕刻、この花の香りをかぐのはとてもいいものでしたが、今年のように夕方になっても暑さがひかないと、その気にもなれません。
このギボウシは、中国北方における最大の薬材市場がある河北省保定市安国市で根茎を . . . 本文を読む
大同で緑化協力をはじめてすぐの1993年。期間は長くなかったけど、カウンターパートのLさんとはほんとに仲よくし、彼の自宅を訪ねて、おつれあいやかわいい娘とも親しくしていたのです。
1994年の初夏、私の旧友のWさんが北京から通訳にきてくれて、彼女がLさんとも話をしたんですけど、そのときLさんが「高見とはとても仲よくしてきたけど、一度だけ許せないことがあった」と話したそうです。
私が彼のことを強 . . . 本文を読む
イタズラずきの人間はどこにでもいるでしょ。私の経験では圧倒的に男に多い。あるとき親しくなった大同市外事弁公室の日本語を話す幹部が私に、人を罵る言葉を教えたんですよ。最悪の罵り言葉だそう。普通話(≒標準語)のそれとはちがいます。
大同市のある県での夕食の席で、酒がはいってから、ある部門のトップ〇〇長の男が私に、タチの悪いジョーダンを飛ばしてきたんですね。通訳さんは顔を背けて、知らないふりをして、私 . . . 本文を読む
秋植えのブロッコリー苗を育てています。酷暑のなかの育苗で、しかも私は8月下旬から3週間あまり肝心なときが中国で、ルスにしますので、ほんとにやりにくいのです。
市販の苗を買って植えればすむ話ですが、好みの品種をつかいたいことと、育苗にちょっと工夫をこらしたいからです。
それが胚軸切断挿し芽です。7月22日の日曜日に蒔いたものが、2週間たって、早いものは本葉1枚半ほどに育ってきました。経験的にはも . . . 本文を読む