いまはだいぶよくなったのですが、昨年夏は右肩が痛くて、手を上に伸ばせなかったのです。七十肩。
蔚県で泊まっていたホテルの1階の「中医・按摩」の看板にひかれて、ノックしました。若い女医さんでした。治療用のベッドに寝て、最初はふつうのマッサージで、気持ちよかった。
途中で、なにか硬いもので背中をこすりはじめたのですね。痛いな、と思ったら、「痛不痛?」(痛いか?)ときかれるので、ここで痛いといったら男が . . . 本文を読む
いつでもお金に困っていますので、協力事業のなかで資金を調達できる方法はないものかと思うんですけど、その知恵と才覚があったら、こんな活動をしていないのでしょうね。
大同の以前の拠点、環境林センターを運営していたころですけど、大同の立地を活かすためには、夏の涼しさを利用しない手はない、値のはる花などを栽培し、それを北京市場にだせばいい、球根ベゴニアか、ランか、中国人ははでな花が好きなんじゃないかと、そ . . . 本文を読む
おおっ!札束の山。といってもこの世で通用するお札ではありません。天上界でくらすご先祖のところに煙にしてとどけるお札で、町のはずれでひっそりと売られています。
中国では二十四節気の清明節(4月5日前後)が、ご先祖のお墓参りをする日ですけど、農村ではそのさいにお墓の前でこのお札を燃やします。近くでそれをみたことはないんですが、残っている灰の量からすると、相当の金額を送るよう。
以前、大同でみたときは、 . . . 本文を読む
つぎのボランティアツアーの到着を前中代表と二人で待っていると、蔚県の青年団の李志剛書記が「魚を食べに行こう」と誘ってくれました。蔚県にはダム湖があり、そこで魚の養殖をしています。
数種類の淡水魚がありますが、好みは嘎魚(ガーイィ)Pelteobagrus fulvidracoで、コウライギギという和名もあります。見た目はよくなく、小さくて食べるところも多くないけど、淡白でおいしい白身の魚です。
日 . . . 本文を読む
緑の地球ネットワークの会報『緑の地球』にも最近書いたのですが、1990年代、西暦奇数年の大同はかならずといっていいほど旱魃でした。とくに1999年は「建国いらい最悪の旱魃」と呼ばれ、高所の村では「蒔いた種ほどもとれない」と嘆いていました。2年後の2001年はさらにひどくて、「百年に一度の旱魃」と呼ばれていたのです。
ところがそれ以後、旱魃の記憶がないのです。勘違いではいけないと思って、大同事務所に . . . 本文を読む
2018年春の黄土高原緑化協力ツアーの申込み締切りが1週間後に迫りました。
関空発着の参加者があと一人で文句なしにツアー成立です。
●期間:4月14日(土)~19日(木) 5泊6日。
訪問先は河北省張家口市蔚県で、植樹予定地は代王城鎮です。春秋時代の代国の王城が存在したところですので、中国の歴史に関心のある方はぜひ下調べを。
4月14日(土)10時00分 関西空港出発(NH979便、集合は2時間前 . . . 本文を読む
季節はずれの写真ですけど、大同でも蔚県でも、スイカがおいしいですね。そして水分をとるのにいちばん安心です。水だと、たとえ汚染されてなくても、カルシウム、マグネシウムなどを多く含んだ硬水であるために、不慣れな日本人は下痢をしたりするのです。スイカはその心配がない。
雨が少なく乾燥していることが、スイカを甘く、おいしくしているんですね。あれほどのスイカは日本では食べることができません。とくに去年のよう . . . 本文を読む
中国映画「鬼が来た!」(2000年、監督主演・姜文)の第1ロケ現場が蔚県暖泉鎮西古堡でした。映画でいえば、後半部分がここで撮影されたのです。
出演した香川照之にとっても、深い印象をのこしたようで、『中国魅録-「鬼が来た!」撮影日記』を残しています。これがものすごくおもしろい!演技もそうですが、表現力が豊かで、かれは筆が立ちます。
この映画に出演したのは1990年代の末ですが、私はそのしばらく前から . . . 本文を読む
小五台山は東北から西南に長く延び、長さは45km、面積は1800㎢もあり、そこに大きな峰が5つあります。
地形が複雑で、高い峰と谷の高低差は1800mあり、土の層も高さごとに大きく異なっているそう。ということは、たくさんの種類の植物が存在するということです。ここには小五台山国家級自然保護区が設定されており、みつかっている高等植物は1637種もあるそう。その位置は、このたびとは別ルートでアクセスする . . . 本文を読む
Green なんでも勉強会
「淀川の改変と環境保全」
講師・高田直俊さん(大阪市立大学名誉教授・元大阪自然環境保全協会会長)
●2月22日(木)18時30分~20時30分
●大阪市立総合生涯学習センター 第4研修室(大阪駅前第2ビル5階)
淀川の河川敷を舞台になんどか鳥の観察会でお世話になった高田直俊先生に、
淀川の環境問題を話していただきます。
いうまでもなく淀川は大阪府民の生命のみ . . . 本文を読む
以前にも書いたかもしれませんが、蔚県の地形はみごとに3つに分かれます。
中央部は東西に長い盆地で壺流河とその支流の両側に広がっており、標高は900m前後で、県の面積3220㎢の30.7%を占めます。
南部は深い山地で、平均海抜は1500~2000m、県の面積の35.4%です。
北部が黄土丘陵と低山で、海抜は1000~1500m、県の面積の34.7%を占めます。
今回紹介する小五台山は、南部山地の最 . . . 本文を読む
蔚州古城のほぼ中央部に鼓楼があります。明の初期に周房によって建てられ、その後、何度も修復されましたが、1940年代に焼け落ちました。いまのものは1997年に建てられたものです。
この写真は鼓楼のうえから南をむいてシャッターを切りました。遠方にある門が南門=景仙門で、そこにいたる道が古城の大通りです。そして右のほう、西側にある塔が南安寺塔です。寺は失われ、塔だけが残っています。
道はせまいですよ。そ . . . 本文を読む
酒の話のつづきで、昔話をしましょう。1994年春のことです。この時、共青団大同市委員会の祁学峰副主席がこの協力事業を担当することになり、渾源県、広霊県、陽高県などの農村をいっしょに回り、農家に泊まりました。農家で育った私とちがって、彼は都会っ子で、農村は初めてですので、私よりつらかったようです。
渾源県照壁村の前党書記の家で夕食をごちそうになりました。その家には猛犬がいて、太い鎖を力いっぱい引っ張 . . . 本文を読む
緑の地球ネットワークのFacebookのページに東川さんが、酒のタンクの前で喉を鳴らす鶴田惇さんの写真を載せてくれました。あれも西古堡です。
https://www.facebook.com/genfcbk/photos/pcb.1643441955701907/1643441829035253/?type=3&theater
2017年4月のときタンクは空だったようですが、8月にはちゃんと醸して . . . 本文を読む
蔚県の西のはずれに暖泉鎮があります。そこに西古堡という古い堡塁の村があります。清代には山西商人がここを拠点に経済を大発展させたのだそう。高熱で溶かした鉄を城壁にぶつけて、花火のようにして楽しむ打樹花もここの名物です。
私はもう20年以上前からすぐそばまできていたのに、こんなおもしろいところがあるとは知りませんでした。大同市広霊県の水神堂には多くのツアー参加者が訪れているんですけど、あそこからこの西 . . . 本文を読む