140)地底旅行

 大同は中国最大の石炭の街で、大小の炭鉱が数百もあります。一度は坑道に降りてみたいと以前から考えていました。炭鉱汚水の浄化実験にとりくんだとき、頼み込んだんですけど、安全を保障できないといって断られました。  そのうちに、雲崗石窟へいく途中の「晋華宮」炭鉱が観光コースを設定し、受け入れているという情報がありました。現役のころの江沢民さんも視察したそうですから、安全に問題はないでしょう。ことしの春、 . . . 本文を読む
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139)唐河の水

 北京市水務局の副局長がオリンピックを迎える北京の水対策を発表しました。注目すべきは河北省の4つのダムから年間3~4億トンの水を引くというもの。来年4月の開始ですから時間的にもギリギリの綱渡り。農業生産に影響がでるので、その補償をこれから検討するそう。  この工事は「南水北調」の最終区間です。南水北調というのは長江水系の水を北京・天津などへ運ぶ計画ですが、その中ルートが完成するのは早くても3年後で . . . 本文を読む
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138)レンガを焼く

 黄土高原の農村には樹木がありません。手っとり早い建築材料は土です。黄土を水で練って型に入れ、天日で乾かした日干しレンガが使われていました。土窰(トゥヤオ)、つまり土でつくった窰洞(ヤオトン)です。ところがこれは地震や長雨に弱く、しかも貧乏たらっしい。それに代わったのがレンガ建ての平房(ピンファン)です。  黄土を水で練って成型し、天日で乾かすところまではいっしょです。材料はそこらぢゅうにいくらで . . . 本文を読む
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