霊丘県の南天門自然植物園で、放牧を止めたところ、すぐに増えてきたものに山丹があります。ふつうには丹を2つ重ねて山丹丹(シャンタンタン)と呼びます。和名はイトハユリ。
遠目にも目立ちますし、近くでみると光沢があります。
立花吉茂先生に「咲かせました!」と勢い込んで報告したら、「ああ、あのユリは育てやすいね」と言われました。がっかりしたんですけど、たとえば日本のササユリと比較したら、当然のことです . . . 本文を読む
カンムリキンバイ(金蓮花)が咲いたという記事を前回書いて、そうだ、金蓮花茶を買ったのがそのままになっている、ということを思いだしました。
おみやげに買って、大阪の事務所で一回飲んだんだけど、どおってことのない味、香りで、それから飲んでいませんでした。
それにしても、あの花をお茶にするって発想がすごいですね。自分で栽培してみて、みかけよりはつくりやすいので、おそらく大量に栽培しているのでしょうね . . . 本文を読む
1995年の夏だったと思います。緑の地球ネットワークの緑化協力ツアーが大同市霊丘県の山中を訪れたとき、稲井由美さんが立花吉茂先生のところに1本の花をもってきました。立花先生は、「あなたはいいものをよく見つけるね!」といって感心しておられました。
キンポウゲ科であることは私もわかりましたが、のちに調べて、和名はカンムリキンバイ、中国名は金蓮花、学名はTrollius chinensisであることが . . . 本文を読む
きのうはなんと、大阪城に行ってきました。47年ぶりです。大阪に住んだり、大阪で働いたりしている人が、あまり行かないところでしょう。
中国の親友、李建華-楊晶夫妻が山西省の作家・韓石山先生夫妻を案内して日本にきたんですね。で、大阪に行くので、緑の地球ネットワークの事務所を訪ねたいといってきたんですけど、あまりに狭いし、総会の準備で散らかってるしで、そちらのつごうのいいところで、といったら大阪城でし . . . 本文を読む
時期がずれてしまいましたけど、大同でも蔚県でも、4月のツアーが訪れるころに満開で、目を楽しませてくれるのがこの花です。街路樹や公園その他、どこにでも植えられています。
とても育てやすい花木で、大同の私たち苗圃でもたくさん植え、苗を育てていました。
中国では楡葉梅、ニレに似た葉のウメの意味です。日本ではオヒョウモモといい、北海道の十勝地方にあるのだそう。こちらはニレ科のオヒョウに似た葉のモモとい . . . 本文を読む
中国では最近、劇的に変わっているものが多いんですね。生活の広い分野で。ですので、日本のメディアをつうじて中国を知ろうとしても、こぼれ落ちるものが多すぎます。やっぱり自分でどっぷりと体験してみるしかないと思います。
これはもう旧聞に属すると思いますが、とにかく目立つのが電動で走るもの。電動自転車をはじめ、日本の軽トラを小さくしたような運搬車まで電動が多いのです。電動自転車や電動アシスト自転車の技術 . . . 本文を読む
乾燥地のポプラに胡楊(和名はコトカケヤナギ)があります。といってもカラカラに乾いたところではなく、河畔やオアシスに生えているよう。
とてもおもしろい木で、その一つとして1本の木にもいろんな形の葉がつきます。額にいれて事務所に飾ってある葉のコレクションは1本の木から集めたものです。
また胡楊三千年といって、「一千年不死,死了一千年不倒,倒了一千年不朽」なんですね。念のためにネットで検索したら、 . . . 本文を読む
Facebookでお友だちをしている大西サチコさんが、四川航空の奇跡の着陸にふれたついでに「欧米では中国のドライバーは世界一の技術があると言われてるらしい」と書いておられます。これに私も100%同感です。
大同事務所の小郭が運転する車に乗りながら、ああ、おれだったら完全に事故ってるな、と思ったことがどれだけあったか知れません。この4月にも天鎮県の農村を走っているとき、農用トレーラーが急に飛び出し . . . 本文を読む
表題をみて、私が中国語がすきだ、と誤解しないでください。私が最初に中国に行ったのは1971年12月ですので、46年にもなりますし、1992年の緑化協力事業の立ち上げに参加してからは、毎年90日から120日も滞在したのに、中国語はいまでもほとんど話せません。
そうではなくて、すきな単語があるということ。それはチャーブドゥオ(差不多)またはチャーブドゥオラ(差不多了)。バスに乗って、そろいましたか? . . . 本文を読む
うちの庭にボタンはあったんですけど、シャクヤクがなくて、ほしくなったんですね。で、小さな苗を400円ほどで買ってきました。10年も前のことです。
枯れはしません。でも、大きくならなくて、花がつきません。去年、小さなつぼみが3つついたんですけど、小さいうちに枯れ落ちて、咲くことはありませんでした。
ことしになって、株もちょっと大きくなってきました。そして、つぼみが7つもついたんですよ。そして1週 . . . 本文を読む
緑の地球ネットワークの緑化協力地・張家口市蔚県が国家歴史文化名城に選出されたことを前々回に書き、南安寺塔の写真を載せたら、大西サチコさんから「南安寺塔、美しい塔ですね。北のにおいがする」というコメントがありました。大西さんの言葉にまちがいのあろうはずがないので、私は意を強くしました。
私もコメントを返すなかで思いだしたことがあります。この塔の地下宮にたくさんの宝物が隠されており、それがいま蔚州博 . . . 本文を読む
Facebookでは紹介したのですが、そちらは読めない中国の友人もいますので、こちらにも書いておきます。
5月10日、東京で、日中平和友好条約締結40周年記念・李克強国務院総理来日歓迎のレセプションが開催され、1400人の参加者が詰めかけ、熱気におおわれました。駐日中国大使館の招待を受けて、私も出席してきました。
両国の総理が挨拶したのですが、この間の不正常な状態と決別し、友好と強調の新しい時 . . . 本文を読む
緑の地球ネットワークが緑化協力を実施している河北省張家口市蔚県が、国務院(中国政府)の批准を受けて、国家歴史文化名城に選ばれたそうです。宮崎いずみさんから知らせてもらいました。河北省では6番目、全国では135番目くらいのよう。
歴史文物、名勝、文化などがこんなにたくさんあるのは、県のレベルではほんとにめずらしいと思います。
県城のはずれに新しくできた蔚州博物館はその外形も展示内容もすばらしいの . . . 本文を読む
こちらの苗も買ってきたものです。ピーマンの接ぎ苗。1本298円+消費税。
私としては、シシトウとか、満願寺風アマナガトウガラシとかを植えたかったんですけど。食べるのがすきでもあるし、栽培がかんたんで、長く収穫できます。
私がその計画を話すと、つれあいが「調理方法が少ない、ピーマンのほうがいい」といいました。瞬時に私は腰が砕けて、それに従いました。
だいたい、わが家では夫婦げんかというものが存 . . . 本文を読む
毎年欠かさず栽培するのがインゲンマメです。今年は4月12日から25日まで中国でしたが、出発前にポリポットに種を蒔いておきました。ところがまだ気温が低かったようで、発芽までにずいぶん時間がかかりました。それでも今日は定植しました。
去年と同じ品種ですが、今年はこれまでとはちがったことがあります。昨年、自家採取をしたものを蒔いたのです。インゲンマメは閉花受粉するようで、ほかのマメ科の植物と交雑する心 . . . 本文を読む