太行山に地下資源が多いことは知られていました。霊丘県の資料でも、鉄をはじめ金、銀、銅、亜鉛、鉛、モリブデンなどの金属と石炭、石灰石、花崗岩、方解石、沸石、長石、硫黄などで、40種以上を数えるそう。でも小規模に分散し、交通が不便で、開発資金も不足したため、多くは手つかずでした。
それが最近の中国経済の大発展で鉄もセメントも足りません。価格が高騰しただけでなく絶対量も不足しました。地元にとっては千 . . . 本文を読む
ことしの夏、日本の植物の専門家と太行山脈を歩きました。私は4日連続になりましたが、驚いたことにその4日とも山中で重機の音を聞きました。
太白維山は霊丘県城のすぐ南にみえる山で、稜線のシルエットが観音菩薩が寝ているようにみえるそう。なるほど、左を頭に目や鼻がいかにもそのよう。「でも、おっぱいもおちんちんもふくらんでいるじゃないか」と私がいうと、「だから観音様なんだ。観音菩薩は男でも女でもない」と . . . 本文を読む
大同はことしも深刻な干ばつでした。最南部の霊丘県を除いて、ほとんど雨がありません。私は8月24日に帰国しましたが、多くの村で年初からの降水量は100ミリ未満。その後も9月上旬まで降らなかったそう。それからあとの雨はことしの作物にはまにあいません。
記録的な凶作になる恐れがあります。近いところでは99年が建国以来最悪の干ばつ、01年が百年に一度の干ばつと呼ばれていましたが、ことしはどういうことに . . . 本文を読む