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703話)魚

 魚屋の店先に小さな水槽がおかれ、エアレーションされているなかに生かされているのはフナ(鯽魚)。そして、水槽の手前、台のうえに転がされているのはコイ(鯉魚)、とばかり思っていたのですが、いまこうやって写真をアップする段になって、いや、コイとはちがうかな、と思ったしだい。まあ、中国のコイは、日本のものとちょっとちがう、ということにしておいてもらいましょうか。  鮮魚運搬車もできたんで . . . 本文を読む
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702話)野菜の大きさ

 中国の野菜の種類は日本のそれよりずっと多いと思います。そして、もうひとつ印象的なのは、その野菜がとても大きいこと。私のみるところ、中国人のなかには「越大越好!」(大きければ大きいほどいい)という考え方が確実に存在していますが、それは野菜においてもそのとおりのようです。  長さ30㎝もある巨大ナスがありますし、キュウリなんか50㎝も育てています。私も毎年、中国のキュウリを栽培しており、若取りする . . . 本文を読む
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701話)肉屋さん

 市場のなかで、いちばんダイナミックなのは肉屋さんだと思います。大きなブロックがデーンとならび、それを切り分けては、めかたをはかって、売ります。日本のようにトレーにはいって、サランラップをかけて、とはちがいます。豚の半身がいくつもつるしてあるところもあったんですけど、写真を取りそこないました。  豚肉が高騰し、1年で50%もあがったところもあるそう。牛肉はそれより高いけど、値段は変わらないそう。 . . . 本文を読む
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700話)散酒(サンヂュウ)

 “散酒”は“散装白酒”ともいい、包装されていない酒だとききました。要するに市場のなかに大きなカメをならべ、はかり売りする。市場にはいると、どういうわけか私の目はそこに向かいます。引きつけられる色なのです。    安いんですね。そして度数の高いものがある。ここに並んでいるうちで、もっとも度数が高かったのは紅高粱酒の原酒で75度でした。値段は1斤=500gが10元。  何年かまえのことです。その店 . . . 本文を読む
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699話)市民の台所

 私のこのレポート、都市住民の生活にかんすることが圧倒的に少ないんですね。それを反省して、今回は大同市内にある市場をのぞいてみましょう。じつはここ、いつも通訳としてお世話になっている王萍さんの病院のすぐ裏手にあります。きわめて庶民的な市場です。  せまい通路をはさんで両側に店がでています。いや、ちゃんと屋根はありますよ。そして照明も弱いために、ちょっと暗い。デジカメのISO感度を高めに設定して撮 . . . 本文を読む
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698話)欧李

 植物園のなかの珍しい植物をお知らせしましょう。名前は欧李といいます。学名は以前に調べたことがありますが、忘れました。和名はあるかどうかわかりません。背丈は50cmに足りない小さな灌木です。  直径1.5~2cmの赤い実がびっしり着きます。たんなる形容ではなく、ほんとうに鈴なりに着くのです。枝の大きさ、葉の数からみて、これだけの生産を保障する光合成能力がどこからでてくるのかわかりません。乾燥地の . . . 本文を読む
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