モンゴリナラ系とリョウトウナラ系とは、見た目の印象がかなりちがいます。モンゴリナラのほうがスラーッとよく伸びるのです。
敷地内の稜線にある南天門まで、コンクリートの階段ができました。その途中から水平方向への作業・観察道ができているんですけど、そのちょっと上に1本、とても伸びのいいナラの木があり、その横に李向東に立ってもらって、毎年写真を撮ってきました。
ところが、下枝が大きく . . . 本文を読む
南天門自然植物園の陰坡(北向きの日陰斜面)の主人公は、なんといってもナラです。そのほかに数種類のシナノキ、カバノキ、マツなどと、灌木数種類がありますけど、おそらく全体の7割以上がナラだと思います。
ながらくリョウトウナラ(遼東櫟)とばかり思っていたのですが、そのなかにモンゴリナラ(蒙櫟)もまじっているらしいことがわかりました。でも、よく似通っていて、断定はできません。しかもナラの類は自然に交 . . . 本文を読む
8月のはじめ、大同事務所に電話をかけたら、「暑いですよ! きのうは37度、きょうは39度です。みなさんは聡明ですよ。いつもの年のように、いまごろ大同にきていても、この天気だったら、植えてもすぐに枯れるし、外にでてたら病気になりますよ」とのこと。そう、ことしの夏のツアーは、例年より3週間も時期をずらし、8月21日からにしたのです。
21日の夜、霊丘に到着したバスからおりて、参加者たちは「うわー . . . 本文を読む
南天門自然植物園は、1年また1年と緑が濃くなります。なんども書いていることですが、北向きの日陰斜面がとくによく育ちます。
86haの敷地の大部分は傾斜地です。下のほうの比較的平らな部分が苗畑で、採集した種から苗を育てています。そこの海抜がだいたい900m。いちばんうえが、南天門とよばれるところで、1300mちょっと。400mほどの高低差があります。「高低差があり、地形の複雑なところのほうが、 . . . 本文を読む
南天門自然植物園がスタートした当時の、おなじ季節の写真がこれです。リバーサルフィルムをスキャナーで読み取ったもので、かなり調子がちがっています。すみません。昨日の写真とくらべて、光景はあんまりちがわないじゃないか、と思われるかたもあると思います。でも、これでもおおちがいなんですけどね。
私は、このブログでは、500回を超える前回まで、写真は1枚ときめてきました。ときには、もう1枚を追 . . . 本文を読む
南天門自然植物園は1999年4月からスタートしました。そのころはまったくのはげ山だったんですね。そこに“植物園”と名づけたのは、立花代表のつよい思いがありました。でも10年あまりたった今日、この一帯では、ここほど植物種の多いところはありませんから、着実に前進しつつあるといっていいでしょう。
私たちは、大同の各地にたくさんのプロジェクトをつくってきており、私の立場としては、「どの子もおなじよう . . . 本文を読む
渾源県の霊丘県よりの県境ちかくに湯頭温泉があります。渾源県城からは山越えを含めてかなり遠く、霊丘県城からはくるまで30分たらず。かなりつよいアルカリ泉で、湯がぬるぬるし、あがったあとは肌がすべすべします。私は気に入っています。
8月31日、専門家が南天門自然植物園で活動しましたが、3時ごろから雨になり、早めに引き上げました。ぬれた人もいます。誘いあって、夕食まえに湯頭温泉にでかけたのです。
. . . 本文を読む
この夏の大同での活動で、大きく影響を受けたのが、くるまの大渋滞。なかでも、霊丘県の唐河渓谷沿いの道がひどかったのです。8月21日から私たちのワーキングツアーが霊丘にやってきました。参加者のなかから「ワーキングじゃないですねえ」という声がでるのもしかたがなかったのです。
春のツアーはせいいっぱい植えますが、夏・秋のツアーはどちらかというと、その成果の確認。それでも何回か記念植樹が準備されていた . . . 本文を読む