中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
610話)冬の南天門植物園
12月9日の夜、大同に着きました。大同近辺で2日ほど活動し、12日は霊丘県の南天門自然植物園を訪れました。天候にめぐまれ、わりと暖かかったのですが、それでも最高気温は0度前後。すっかり冬枯れです。
植生が回復してきました。うれしいことです。でも、それがここの悩みのタネでもあります。草の丈が1mを超え、ところによっては人の姿もみえなくなるほど。灌木もしげってきました。それが冬枯れすると、すっかり乾燥します。雨や雪はほとんど降りませんから、空気も乾燥しています。風もつよい。
これから4月初旬の清明節にかけて、山火事がもっともこわいのです。いちばんのしごとは防火です。もし山火事をだしたら、そこを管理している単位のトップのクビが飛ぶそう。だから、みんなピリピリしています。
私はちょっとおかしいと思うのですよ。緑を回復させた功績が大きく評価されるべきだと思うのに、まるで犯罪者のようにプレッシャーがつよまる。緑化事業は大規模にとりくまれているのに、そのわりに成功するプロジェクトが少ない原因のひとつに、このような問題があるのかもしれません。
植生が回復してきました。うれしいことです。でも、それがここの悩みのタネでもあります。草の丈が1mを超え、ところによっては人の姿もみえなくなるほど。灌木もしげってきました。それが冬枯れすると、すっかり乾燥します。雨や雪はほとんど降りませんから、空気も乾燥しています。風もつよい。
これから4月初旬の清明節にかけて、山火事がもっともこわいのです。いちばんのしごとは防火です。もし山火事をだしたら、そこを管理している単位のトップのクビが飛ぶそう。だから、みんなピリピリしています。
私はちょっとおかしいと思うのですよ。緑を回復させた功績が大きく評価されるべきだと思うのに、まるで犯罪者のようにプレッシャーがつよまる。緑化事業は大規模にとりくまれているのに、そのわりに成功するプロジェクトが少ない原因のひとつに、このような問題があるのかもしれません。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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もう一週間を過ぎると冬至になります。
これまでは室内は気持ち悪くなるくらい暖房がきつかったんですけど、どこにいっても控えめですね。銀行に両替にいったら、窓口の女性は厚いジャケットをきたままで客に応対していました。
風をひかないよう気をつけてください。