1174話)風情はあるけど道がせまくて

蔚州古城のほぼ中央部に鼓楼があります。明の初期に周房によって建てられ、その後、何度も修復されましたが、1940年代に焼け落ちました。いまのものは1997年に建てられたものです。
この写真は鼓楼のうえから南をむいてシャッターを切りました。遠方にある門が南門=景仙門で、そこにいたる道が古城の大通りです。そして右のほう、西側にある塔が南安寺塔です。寺は失われ、塔だけが残っています。
道はせまいですよ。そこを、人、自転車、電動自転車、バイク、車、それらがぐっちゃぐっちゃになって通行します。
その昔、大同市内の交通事情をさして、私が「大同で運転資格のある日本人は大阪人だけです」とツアーのみなさんに紹介しました。そしたら大阪からきたプロの運転手に「こんなところでは運転したくない!」といわれました。
その大同に比べても、この蔚州古城の近辺の交通事情ははるかにひどい!
 鼓楼の敷地内のようなところに蔚州古韵客桟という小さなホテルがあります。私はすっかり気に入ったんですね。商売っ気がまるでなくて、たいていほかに客がなく、掃除が行き届いているうえに、照明が明るくてベッドに寝ころがって文庫本が読める。
 ツアーの人にも泊まってほしかったんですけど、大型バスは近寄れません。少人数で残っているときも、面倒をみてくれている地元の人たちのアクセスがたいへんです。しかたがないので、古城内での宿泊はあきらめました。
鼓楼の写真も載せておきましょう。
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