689話)遇駕山村の井戸

 現場での進行にあわせて、このリポートも駆け足ですすみます。2番目に訪れたのは、遇駕山村。外務省草の根無償資金協力をえて、この村に井戸を掘りました。2007年から08年にかけてのことです。BS朝日の開局8周年記念番組「よみがえれ!緑の大地」で、そのようすをごらんになった方もあるでしょう。

 水道塔をみたあと、2軒の農家を訪れて話をききました。あの井戸ができるまでは、谷底のわずかな湧き水にたよっていたこと、雨がふらないときはほかの村までもらい水に通ったこと、などの話がでました。どの家にも水道が中庭にきています。

 同行した大同市総工会の柴京雲副主席が、蛇口をひねって水をだしました。きれいな冷たい水です。2008年4月の通水式から、すでに3年以上がたっていますが、あのときの感動は村人の記憶から去っていないようです。予告なしに飛び込んだ家でも、大使に、ポリ袋いっぱいの収穫したばかりのアンズが託されました。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 688話)記念植樹 690話)采涼山... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。