355話)菌根菌(きんこんきん)

 菌根菌というのは、キノコやカビのなかまの土壌微生物です。植物の根に共生して、植物から栄養をもらい、そのかわりに、根と土との結びつきをつよめ、水や肥料分の吸収を助けます。まるで根の延長のような働きをするわけですね。

 マツに共生する菌根菌は外生菌と呼ばれ、キノコのなかまです。8月31日と9月1日は専門家のみなさんといっしょに、南天門自然植物園で活動しました。ここは1999年4月から手がけてきたんですけど、最初に植えた木はアブラマツ(油松)でした。いまでは4~5メートルまで育っています。ここ数年は1年に50cm以上も伸びるわけです。

 よく育ったマツの周辺には、キノコが生えています。たいていはヌメリイグチとチチアワタケでした。どちらもそっくりなんですけど、ヌメリイグチには柄につばがついています。これらのなかまのアミタケが私は大好きなんですけど、ザンネンながらみつかりませんでした。
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