パパの子育て七転八倒

平日仕事が遅く代りに週末に集中して育児してます。ワークライフバランスと[父親が考える育児]がキーワードです。

うれしいデフレ、悲しいデフレ

2009年12月04日 | 仕事と育児
日銀か、どこかの誰かが、「緩やかにデフレに向かっている」と言ったそうですが、緩やかではなく、確実に、日々デフレに向かっていると実感する、今日このごろの一般市民の感覚です。

一番助かっているのは、もちろんママたちでしょう。
日々買い物しなければならない食料品の値段が下がれば、それはそれで厳しい家計から計算するとうれしいに違いない。

食料品だけではない。
子育てに関する費用についても、出費を抑える必要がありますが、そんな中にもデフレが見て取れます。

たとえば、幼児服とか。
もともと格安チェーン店もあり、ブランド物を選ばなければなんとか安くなりますが、多少品質のいいモノも手にしておきたいと思うと、とたんに価格が跳ね上がる。
だけど、最近はブランドモノも下がって来ているので(バーゲン品で在庫品処分なんかは更に値下げ)、いいよね。

おもちゃなんかもそうです。

我が家の場合、まだ買ってはいませんがしゅんじの成長に合わせてそろそろ自転車(24インチ相当)を買い換えないといけないんですが、それもブランドを冠したタイプですら1万円代の値段が付いていたり。
(もちろん、もっと安いタイプもありますが)

ただし、家計的には喜ばしいですが、全面的に喜んでも要られません。

人件費をそれだけ下げないと、格安で販売できないわけなので、アルバイト、パートの費用が抑えられているはずです。
そうです。
そういった、パートでがんばっている家の家計は増えていないことになりますよね。

本当はそうした家庭の生活レベルの維持ができればもっと価値あるもの(人によりブランド品)などが買えるんでしょうが、それすらできない家計が増えるわけですから、大変です。

現在民主党が、パート、アルバイト代の最低賃金引き上げ(時間給で1000円)しようとされており、ある側面は賛成なんですが、実際そんなことはできないでしょう。

それは、つまるところ、デフレ状態のなかでそれを進めると、買いたいものも一気に「止めよう!」と思って控える人が続出するからです。
絶対に続出します。

いつかは実行する日が来ると思いますが、今それをやるタイミングではないでしょう、と思います。

量を作ってたくさんする「ビジネスモデル」での競争はなるべくやめ、「少量でも売り切るモデル」に転換し、少しでも利益の出る体質にしてそれを労働者に還元できて初めて最低賃金に着手できるのでは?と思っています。

いずれにしても、このデフレ状態。
安いばかりで嬉しいとばかり思っていてはいけませんよ。