hiroべの気まま部屋

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トミーとタペンス

2014-03-13 07:23:53 | 読書

(Mygarden 第一号のクロッカス)


 「トミーとタペンス」、アガサ・クリスティーに登場する有名なおしどり探偵です。

 もう30年以上、断続的にクリスティーの推理小説読んでいます。おそらく3回以上読んだ
ものもあると思います。その都度、忘れているので何回読んでも面白いです。

 4年ほど前に、近くの図書館で、クリスティーの特集コーナーが出来たのが機会に再び読み始め、
今は全編読破を目指しています。

 で、先日、トミーとタペンスの活躍する分を全て読み終えました。もっとも、短編集を含めても
5冊しかないのですが。

 クリスティー、と言えば、やはりポアロ物が一番有名で、次が田舎町のおばあちゃん探偵のマープル物
ということになります。それ以外に、探偵が登場しないものも多くあります。それと、一部恋愛小説もあるようです。

 トミーとタペンス物は5冊と少ないのですが、ポアロ、マープルとは違った特徴があります。ポアロ、マープルが
提供された情報を分析して、事件を解決していく、まさに「推理物」であるのに対して、トミーとタペンスは、自ら
行動する、まさに「探偵物」という点です。

 したがって、二人が悪漢に囚われる、といったスリリングな場面も登場する冒険小説でもあるわけです。

 そんな二人も、最後の小説では、もう70歳を超えて、さすがにそんな場面もなく、静かにその役割を
終えました。

 今、全編の半分ほど読んだでしょうか。トミーとタペンスを読み終えて、一つの区切りとなりましたが、
何やら寂しさも感じます。