(配布プログラムより転載)
絵画鑑賞の後は、同じ上野公園内の東京文化会館でコンサート鑑賞でした。
先月に無料招待があった「国際芸術連盟」からの今度も無料招待で、今回は「服部和彦」という方の
作曲集の紹介コンサートでした。
で、服部さんはこの連盟の会長さんでもあります。
私のような無料招待の人も多かったのかもしれませんが、大ホールの2階席あたりまで、結構多くの
観客でうまっていました。
でコンサートですが、現代の作曲家の曲ということで、一応現代音楽のジャンルに入るのでしょうが、
いわゆる不協和音が連続するような曲ではなく、曲名に出てくる「風」「水」「樹海」といった言葉から
イメージされる曲となっていました。
そうなんです。「印象派」のイメージなんですね。ドビュッシーが一番近い気がします。最初のピアノ曲
などはラヴェルの「夜のガスパール」のイメージに近いでしょうか。
フルートの曲は邦楽の雰囲気も感じました。
実は、ドビュッシーはあまり得意では無いのです。この日も、器楽曲、室内楽曲、最後は室内オーケストラ
も登場のピアノ協奏曲でしたが、全編同じイメージの曲が続きました。
それで、飽きたか、というとそうでもなく、やはり生演奏の良さでしょうか、じっくり楽しみました。
それでも、「もうとても我慢できない」、と配られたパンフレットパラパラさせて雑音を立てる
ご婦人がそれなりにおられたのは、さすがにいつもの無料招待と同じでした。
前半に新印象派の絵を観て、後半は印象派風の現代音楽、この日はゆったりとした気分で帰宅しました。
(配布プログラムより転載)