日曜日の夕方のクラシックの時間、最近はアナログレコード、それもグールドのピアノのバッハを
比較的続けて聴いています。
昨日は、前日注文していたのが届いたばかりの「フランス組曲」を聴きました。
グールドのバッハ、一部は昔購入した国内プレスの物を持っていたのですが、処分してしまった物も
あり、よく輸入物を買うレコード屋さんに、見つけてもらえるよう依頼していたのです。
これで、ほしいレコードもだいぶそろって来て、とりあえず欲しいレコードはあと2種類ほどとなりました。
さて、バッハのフランス組曲、イギリス組曲やパルティータ(組曲という意味)とともに、組曲形式によるバッハの
チェンバロ曲の代表的な一曲です。
グールドはこの曲をピアノ曲として弾いています。
フランス組曲、7つの曲から1つの組曲が構成されていて、組曲第1番から第6番までの6つの組曲があります。
1番から3番までが短調、4番から6番が長調の曲ですが、前半3組曲は比較的ゆったりしたテンポで、雰囲気も
曲名の「フランス」のイメージが強い気がします。後半3組曲はややハイテンポで、バッハのチェンバロ曲の
イメージに近い曲調となっています。
パルティータは比較的最近レコードを入手して、グールドのそれを聴いていますが、イギリス組曲は昔持っていた
のですが、処分してしまって、しかもどんな曲だったか、聴いたはずですが全く覚えていません。
ですから、イギリス組曲との比較はできませんが、パルティータと比較すると、バッハらしい歯切れの良い曲調
というよりは、ゆったり感があり、かといって深みのあるゆったり感ではなく、明るさもあり、比較的気楽に
楽しめるバッハとなっています。
深遠さを感じるグールドのバッハのイメージがありますが、この曲はグールドも楽しんで弾いたのではないかと
感じました。
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散歩コースでのアジサイ、真っ盛りですね。