hiroべの気まま部屋

日ごろの出来事を気ままに綴っています

モーツァルト:後期三大交響曲

2016-06-27 10:43:47 | 音楽鑑賞

(散歩にて)


 日曜日の夕方クラシックの時間、昨日は3月に亡くなったニクラウス・アーノンクールの追悼番組から
モーツァルトの後期三大交響曲を聴きました。

 アーノンクール、バッハやモーツァルトを得意とする指揮者で、風貌もそれらの作品とマッチする雰囲気を
持っている気がします。今年の1月にはブーレーズが亡くなり、私の知る巨匠がどんどん姿を消しているのは残念なことです。

 さて、モーツァルトの後期三大交響曲とは、39番・40番・41番「ジュピター」ということになりますが、
39番がある意味モーツァルトらしい、どちらかと言えば室内楽的、宮廷音楽的なオーソドックスな曲なのに対して、
40番からはガラッと雰囲気が変ります。

 40番はポピュラー音楽の雰囲気が、41番は本格的なコンサートホールで演奏されるまさに交響曲の雰囲気を持っています。

 35歳と夭折したモーツァルトですが、遺作となった「レクイエム」を聴いても強く感じますが、交響曲の40番あたりから
音楽的にどうかは分かりませんが、曲調ががらりと変わった気がします。(40番、41番は亡くなる3年前の作品です)
 ベートーヴェンの初期の交響曲1番、2番は如何にもモーツァルト的です。1番はモーツァルトの死後9年後に作曲されています。
そのベートーヴェンはモーツァルトとは15歳違いで、もし、モーツァルトがもっと長生きしていたら、相互に影響しあって、
2人の間でどんな作品が生まれたのか興味が湧きます。