hiroべの気まま部屋

日ごろの出来事を気ままに綴っています

京王線沿線散歩・調布駅(2):布多天神

2021-02-18 08:41:56 | 首都圏散歩

(布多天神にて・梅の花   2月12日撮影)




 『今朝の天気』


(6:45頃)

 今朝の温度(6:00) 室温 リビング:19.0、 洗面所:21.0、 湿度(リビング):28%、
 (昨日の外気温 東京、最高気温:13.1、最低気温: 5.6
  本日の予想気温 最高気温: 9、最低気温: 0)







 調布で有名なお寺と言えば、「深大寺」があります。では神社は?というと、これが???です。もっとも、有名とまでは言えませんが、市民から一番親しまれている神社といえば、調布駅から徒歩で数分の所にある「布多(ふだ)天神」ということにになりそうです。
 ということで、今日は布多天神のご紹介です。もっとも、私個人は初詣は近くの神社で済ませるため、ここでのお参りは2回目です。
 そこで、沿革は布多天神のHPからいただきました。「布多天神社の創建はあまりに古く定かではありませんが、延長五年(927年)に制定された「延喜式」という法典にその名を連ねる、多摩地方有数の古社で、社伝によれば第十一代垂仁天皇の御代、約1940年前の創建といわれております。文明九年(1477年)に多摩川の洪水をさけ、古天神というところより現在地へ遷座され、その時に、御祭神、少彦名命(すくなひこなのみこと)に菅原道真公を配祀されました。
 江戸時代に甲州街道が作られ、上石原、下石原、上布田、下布田、国領の五宿ができ、布田五宿と呼ばれました。 当時、布多天神社は布田五宿の総鎮守であり、五宿天神と崇め祀られておりました。そして布田五宿は、明治二十二年に飛田給、上ヶ給と合併して調布町となり、当社は調布町総鎮守となりました。」ということです。


















(境内末社 金毘羅神社・大鳥神社)







(境内末社 稲荷神社)







(布多天神参道)












 (本日コメント欄お休みをいただいております。)







仏教思想:中国華厳思想概要(その5)

2021-02-17 08:33:01 | 仏教思想
 『今朝の天気』


(7:15頃)

 今朝の温度(6:30) 室温 リビング:19.8、 洗面所:21.0、 湿度(リビング):31%
 (昨日の外気温 東京、最高気温:16.4、最低気温: 5.1
  本日の予想気温 最高気温:13、最低気温: 2)



 中国華厳思想概要の5回目です。3回目までの序に続いて、前回から本論に入り、まずは『華厳経』について、その意味と構成・主要な章(品名)を取り上げました。(過去記事はカテゴリー「仏教思想」から遡及できます。)
 今回は、主要な三つの品名のうち「十地品」についてみていきます。


2.3.「十地品」、「入法界品」の概要と意義
2.3.1. 『華厳経』における「十地品」の位置づけ
 十地品は『華厳経』の巻末をかざる善財童子求道遍歴を描いた「入法界品」とともに、『華厳経』のなかでも成立年代の古い部分に属します。『華厳経』に組み入れられる以前は、それぞれ『十地経』、『不可思議解脱経』として独立した経典として流布されていました。
 つまり、両経は『華厳経』でもっとも重視された部分であり、まず、『華厳経』の構成における十地品の位置づけを明らかにする必要があります。
 前述の表11(その4)において、『法華経』全体としては、「十地品」を中心とする(二)十地系諸品を中心として、その前後に文殊経典と普賢経典とが連結したものが、華厳の胴体にあたる部分です。これに序文と入法界品を結合するとき完全なる大華厳となります。
 文殊経典では理論智の文殊菩薩を主役として「歴史的に華厳思想に先行する般若の空の思想の再確認が」され、普賢経典では、実践智の象徴たる普賢菩薩を中心として、「華厳独自の菩薩行の理想」が述べられており、両者の中間にある十地系経典では、「菩薩の修行道にかんする考察が、般若の十地思想を踏まえながらも、それを克服する華厳独自のものとして」展開されています。

2.3.2.「十地」の構成と意義
①「十地」の構成
 十地とは、大乗仏教における修行の階梯をさし、「覚り(さとり、菩提)を得ることを予め確定されている主体(有情)」を意味する菩薩(菩提薩埵(ぼだいさった))が、覚りを求める気持ちを生ずる段階(発菩提心)から出発して覚りを得る段階にいたるまでを、10段階に分けたものです。(下表12参照)
 

②十地の果報にみる十地の二段構造
 菩薩の十地の果報(修行の結果得られる善い報い)をナーガールジュナの小論『ラトナーヴァリー』(宝のつながり)にみることができます。(下表13参照)
 
 上表にみるように、初地~七地には十地の果報が以下のように割当てられています。
  初地・二地:地上の王位
  三地~七地:欲天
  つまり、欲界(*)の人と天が割り当てられています。これは、煩悩によって汚されているわけではないが、煩悩を超えてはいないことを表しています。
 さらに、八地~十地の果報では、色界(*)の諸天(梵天が住む世界)が割当てられており、この段階では、煩悩を超えていることを表しています。
*三界:無色界・色界・欲界(詳細は後述)


2.3.3.十地のかなめ
①第七地の意義
 前述のように、七地までは悟りを得たいという欲望にとらわれて、煩悩をすっかり離脱してしまったとは言えない。その悟りの欲望の頂点に達したのが七地で「遠行」の名が与えられています。これは、遠くに旅することを意味し、迷いの此岸から悟りの彼岸へとはるばる赴くことを意味します。
 つまり、第七地が、十波羅蜜(*)と十地とを具足し、それによって「一切の阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみょくさんぼだい:無上のさとり)を助くる法」を具足するということは、大乗菩薩の修行道であり、菩提を助ける法である十地の核心があることを意味するといえます。
*十波羅蜜: 「十波羅蜜」も菩薩の修行道を意味するが、十地との関係では、十地の一つの段階(第七段階)に位置づけられ、「十波羅蜜」と「十地」の10のカテゴリーは1対1の対応を示しておらず、両者の性格はいささか異にしている。
「戒・定・慧」(三学)に『般若経』では「布施・忍辱・精神」を加えて「六波羅蜜」とよび、『華厳経』ではさらに「方便・願・力・智」を加えて「十波羅蜜」とよぶ。

②第七地の位置づけ(まとめ)
・十地を第七地以前と第八地以降の二段階に区分できる
・第七地が十地のカナメである
・十地品が文殊系経典と普賢系経典の媒介の役割でありように、十地のカナメ第七地は第六地以前と第八地以降の媒体の役割をはたしていること
(参考資料:初地~十地の概要(表14))
 

③第六地の意義と位置付け
 第四地と第五地に代表される小乗から大乗にいたる論理的成果をふまえながら、縁起説をてことして、菩薩系実践の立脚点を確立したものと言えます。
 ここで悟った内容は「三界虚妄但是一心作(さんがいこもうたんぜいっしんさ)」(「三界唯心偈(さんがいゆいしんげ)」)であり、般若の知恵を発得することです。
 第六地までは向上面で、第七地からは向下面が現れる。第七地以降、般若の知恵は必然的に慈悲として具体的に生かされて来なくてはならないことを説いています。
 同じく十地品では、「智波羅蜜(ちはらみつ)」を説くが、第六地の慧と第十地の智とは異なるものです。第六地の慧は悟りへの知恵であり、第十地の智は世間にかえって働く知恵です。
(第六地(現前地)の偈の一部:表15)
 
 ここで「三界唯心」という用語が登場しました。「十地」を理解するうえ重要な内容のため、以下で説明しておきます。



 だいぶ長くなりました。本日はここまでとします。次回は、「三界唯心」について、それと主要三品名のうち「入法界品」の取り上げます。しばらくお待ちください。




京王線沿線散歩・調布駅(1):プロローグ

2021-02-16 08:06:07 | 首都圏散歩

(2月1日撮影)





 『今朝の天気』


(6:45頃)

 今朝の温度(6:00) 室温 リビング:20.1、 洗面所:21.5、 湿度(リビング):39%、
 (昨日の外気温 東京、最高気温:14.1、最低気温:11.0
  本日の予想気温 最高気温:16、最低気温: 7)




 
 (2月1日撮影)


 昨日までご紹介してきた「高幡不動尊」も京王線「高幡不動駅」から徒歩数分の所にあって、今日のテーマに含まれそうです。
 コロナ禍で、東京での感染者も減少傾向とは言え、まだまだ手は抜けません。予定どおり3月7日で宣言が解除されても自主自粛は続けるつもりで、もう大丈夫となるまでは都心方面には出かけないつもりでいます。
 ということで、市内の駅から八王子方面の駅周辺の散歩をしようかと思っています。何駅ぐらいあるのでしょうか?降りたことがない駅が半分以上あると思います。
 ということで、まずは市内のメイン駅「調布駅」からです。今日はそのプロローグです。このブログでも紹介済みの所ばかりです。コンデジで撮った写真も多く『これぞ、スナップ写真』といった凝った写真ではなく、これまでどおり町の観光案内のような写真になりますが、よろしければこの後もお付き合いください。



(2月12日撮影)





(2月1日撮影)






 (本日コメント欄お休みをいただいております。)







高幡不動尊(9・最終回):石像など

2021-02-15 08:23:33 | 寺社・神社巡り

(高幡不動尊:にこにこ地蔵   1月13日撮影)






 『今朝の天気:雨』


(7:15頃)

 今朝の温度(6:30) 室温 リビング:20.1、 洗面所:21.5、 湿度(リビング):46%、
 (昨日の外気温 東京、最高気温:18.2、最低気温: 6.3
  本日の予想気温 最高気温:16、最低気温:11)



(大観音像)



 高幡不動尊のご紹介、とうとう最後になりました。長らくお付き合いいただきありがとうございました。
 東北での大地震、大災害とまではなっていないようですが、昨日に続いて、まずはお地蔵様にご登場いただきました。続いて観音様に、ということでコロナの終息も含めて、お祈りをしたいと思います。



(上杉憲顕の墳墓)





(五輪塔)




 最後は、立派な五輪塔で締めていただきました。なお、上杉憲顕は15世紀中ごろの武将で、足利氏との戦いで敗れ、この地で自刃した人ということです。

 長々と引き伸ばしましたが、高幡不動尊の主要な建物はご紹介しました。もっとも、境内にはまだ多の碑蹟が置かれています。前に、川崎大師の碑蹟のご紹介をして、それも途中になっていますが、ここ高幡不動尊の碑蹟も次回はじっくりと巡ってご紹介したいと思います。いつになるか分かりませんが、それまでお待ちください。




 (本日コメント欄お休みをいただいております。)













高幡不動尊(8):千体地蔵堂

2021-02-14 09:26:36 | 寺社・神社巡り

(高幡不動尊:千体地蔵堂・正面遠景   1月13日撮影)







 『今朝の天気』


(7:30頃)

 今朝の温度(5:30) 室温 リビング:19.8、 洗面所:22.0、 湿度(リビング):40%、
 (昨日の外気温 東京、最高気温:16.2、最低気温: 4.9
  本日の予想気温 最高気温:18、最低気温: 8)



 昨夜は福島・宮城で6強の激しい地震がありました。私も丁度布団に入ったところで、震度4に近いかと思われる強い揺れを感じました。すでに、多くのけが人のニュースが報じられています。これ以上被害が拡大しないことを祈りたいと思います。
 今日は高幡不動尊の千体地蔵堂のご紹介をしています。お地蔵様のお助けもいただきたいと思います。





 さて、日曜日になりました。2月の温度統計の中間報告です。

 【2月8日~13日の朝の天気】




 「温度推移表」
 

 「温度グラフ」
 




(千体地蔵堂・正面)





(千体地蔵堂・側面)





(千体地蔵堂・背面)



 高幡不動尊のご紹介もそろそろ最後が近づいてきました。前回の仁王門で主な建造物の紹介は終わり、今日は付属施設の千体地蔵堂をご紹介しています。五重塔の地下に札所があるのですが、その隣にあります。お札をいただいたら是非お寄りください。なかなか、荘厳な雰囲気の地蔵堂で、信者の方が寄進したものと思われますが、陶器製のお地蔵様が、お堂全体にずらーっと並んでいます。
 地蔵様といえば、釈迦の死後、56億7千万年後に次の仏である弥勒菩薩が成仏するまでの無仏時代(いわゆる末法時代)に、人々の救済を託された菩薩様です。地獄の王、閻魔様は地蔵様の化身ということでも知られていて、地獄から極楽浄土へ人々を助け上げる役割を持つとも言われています。
 お釈迦様の後継者が決まっているという話は面白いですね。また、彌勒菩薩は実在したという説もありますが、真偽は定かではありません。
 真言宗で、浄土世界の菩薩様というのもピッタリ来ないですが、やはり人は最後は極楽浄土へ行きたいのですよね。いわゆる高僧と言われる人も、亡くなる間際には、「南無阿弥陀仏」と唱えるということですから、これぞ、最後の「煩悩」ということかもしれません。



(正面・左側面の如来像のレリーフ)


 以下3枚は、正面の見事な彫刻です。