hiroべの気まま部屋

日ごろの出来事を気ままに綴っています

2月の東山魁夷:雪の城

2021-02-13 08:45:51 | 絵画鑑賞

(2021年東山魁夷カレンダー2月「雪の城」より転載)






 『今朝の天気』


(7:30頃)

 今朝の温度(6:00) 室温 リビング:19.1、 洗面所:20.0、 湿度(リビング):36%、
 (昨日の外気温 東京、最高気温:11.7、最低気温: 3.4
  本日の予想気温 最高気温:15、最低気温: 6)



 今年の東山魁夷カレンダーより、2月の作品「雪の城」のご紹介です。
 この作品は1970年のオーストリアを訪れた際に見た、ザルツブルクの「ホーエンザルツブルク城」をもとに描かれたということです。訪れたのは夏だったようですが、雪の樹の間に覗くお城を魁夷の頭に中に描き出して創作した作品となっています。
 この作品の所蔵元は分かりませんでした。
 




 (本日コメント欄お休みをいただいております。)






野川散策にて・シジュウカラ

2021-02-12 08:48:52 | 散歩にて

(野川散策にて   2月11日撮影)







 『今朝の天気』


(7:00頃)

 今朝の温度(6:30) 室温 リビング:18.7、 洗面所:20.5、 湿度(リビング):29%、
 (昨日の外気温 東京、最高気温:14.1、最低気温: 3.3
  本日の予想気温 最高気温:13、最低気温: 5)







 風が多少ありましたが暖かくなった昨日、カワセミ求めて野川の散策に出かけました。1時間半ほど粘りましたが、結局カワセミは登場しませんでした。代役で登場したのが、先日もカワセミの友人として顔を見せたシジュウカラでした。
 ということで、昨日はシジュウカラにモデルになってもらいました。
 












 いつも花や風景ばかり撮っていて、Aモードでシャッタースピードにはほとんど気を付けていなく、先日もいつもの設定でカワセミを撮っていました。幸いじっとしている瞬間もあって一応写真らしくなりました。ところが、シジュウカラはじっとしていることは全くありません。
 先日、M・Mさんのブログで、動物の写真をデータ付きでUPされていて、「ああ!そうか!シャッタースピードだ!」と、ごく当たり前なことに気が付きました。ということで、昨日はM・Mさんのデータを参考に、Aモードでシャッタースピードは1/500以上になるように設定して手持ちで撮ってみました。写真の出来はともかく、一応UPしても大丈夫レベルの写真が撮れました。
 『何事も経験』と、ブログ仲間のYさんから、励ましのコメントも先回いただきましたが、良い練習場所がありますので、練習を続けます。
 M・Mさん、Yさん、ありがとうございます。これからもご指導お願い致します。







 そうそう、野川散策で困るのはトイレ、とお話しましたが、近くに図書館があるのを思い出しました。昨日も途中で図書館でトイレ休憩をしていました。いつも行く駅近くの図書館に比べこちらはとても空いていて、密も避けられます。久しぶりに新聞も読みました。もちろん帰りには、しっかり手を洗ってきました。
 野川散策と図書館通い、しばらく続きそうです。









 
 
 

高幡不動尊(7):仁王門

2021-02-11 09:03:09 | 寺社・神社巡り

(高幡不動尊:仁王門   1月13日撮影)






 『今朝の天気』


(7:00頃)

 今朝の温度(6:30) 室温 リビング:18.9、 洗面所:20.0、 湿度(リビング):32%、
 (昨日の外気温 東京、最高気温:12.1、最低気温: 1.7
  本日の予想気温 最高気温:14、最低気温: 4)


 高幡不動尊の伽藍、本日は「仁王門」をご紹介しています。高幡不動尊の案内図には正面に「総門」の表示がありますが、建物はありません。正面右側の仁王門が事実上の大門の役割をしているようです。火災にあった高幡不動尊ですが、不動堂とともに室町時代の建造物として現存しており、重要文化財に指定されています。





 仁王門ということで、両脇には仁王様(金剛力士像)がにらみを利かせ、お寺を護っています。手には魔よけの仏具「金剛杵(こんごうしょ)」を持ち、口は、「阿」に、「吽」になっています。
 この金剛杵と「阿」字、「吽」字は、真言密教の真理の世界、深淵な秘密の世界を象徴するものです。つまりは、曼荼羅世界を表しています。一般的に知られる曼荼羅図とともに、真言密教ではその真理を象徴する4つの曼荼羅(「四種曼荼羅(ししゅまんだら)」)があります。曼荼羅図は「大曼荼羅」と呼ばれています。
 金剛杵は、「三摩耶(さんまや)曼荼羅」に含まれます。「大曼荼羅が全体像とすると、この曼荼羅は個別的部分表現を意味する。この曼荼羅は生きとし生けるものを救済する知恵や力を意味する。具体的には刀剣・宝珠・蓮花・金剛杵(こんごうしょ)などの持ち物または印をもって示される。」
 梵字の「阿」字や「吽」字は、「法曼荼羅」に含まれます。「真言密教ではことばのもつ象徴的な機能をきわめて重視している。口にすることばだけでなく、ついに存在するところのすべての実在がそのままことばである、というところまで到達する。これが法曼荼羅である。実在がことばであるとみるためには深秘の瞑想が必要であり、それをわかりやすくするため、仏菩薩を表示する一字・二字の梵字、真言経文、などのもつ意義をもって法曼荼羅とする。」
 この他に四種曼荼羅には、「羯磨(かつま)曼荼羅」があります。「大曼荼羅・三摩耶曼荼羅・法曼荼羅、それらすべてを通じてみられる活動を表し、仏菩薩が生きとし生けるものを救済するために、つねにさまざまな姿をとって現れている、それを羯磨とよぶ。(東寺などの立体曼荼羅も羯磨曼荼羅とよばれる)」

 高幡不動尊が、真言宗智山派のお寺ということで、真言密教の「曼荼羅」について少しだけ取り上げてみました。










 (本日コメント欄お休みをいただいております。)






 

高幡不動尊(6):弁天堂、交通安全祈願殿、土方歳三像

2021-02-10 09:25:13 | 寺社・神社巡り

(高幡不動尊:弁天堂   1月13日撮影)







 『今朝の天気』


(8:15頃)

 今朝の温度(6:30) 室温 リビング:18.3、 洗面所:20.0、 湿度(リビング):28%、
 (昨日の外気温 東京、最高気温: 9.6、最低気温: 0.8
  本日の予想気温 最高気温:11、最低気温: 3)



 高幡不動尊の伽藍、本日は「弁天堂」と「交通安全祈願殿」をご紹介しています。いずれも、朱塗り綺麗な建物です。不動尊のパンフなどには詳しい説明がありませんが、昭和50年以降の各伽藍の再建の際に同時に建てられたものと思われます。



(弁天堂(弁天池)と交通安全祈願殿(左の建物))





(交通安全祈願殿)




 弁天堂の入口の側に「土方歳三像」が建てられています。わが街調布は新選組の近藤勇の生誕地ですが、周辺には関連の史跡が多くあります。土方歳三はここ高幡不動尊のある日野市の出身です。榎本武揚の旧幕府軍に加わって、箱館戦争で戦死したのは有名な話ですが、その時35歳、超イケメンということで、歴女の人気NO.1というのも分かる気がします。







 (本日コメント欄お休みをいただいております。)






仏教思想:中国華厳思想概要(その4)

2021-02-09 08:49:31 | 仏教思想
 『今朝の天気』


(7:30頃)

 今朝の温度(6:00) 室温 リビング:18.4、 洗面所:20.0、 湿度(リビング):28%
 (昨日の外気温 東京、最高気温:11.0、最低気温: 3.6
  本日の予想気温 最高気温: 9、最低気温: 2)



 中国華厳思想概要の4回目です。前回までは、序といった内容で、中国華厳思想の成立。発展の系譜、関係する思想・人物をみてきました。(過去記事はカテゴリー「仏教思想」から遡及できます。)
 今回からは、いよいよ本論に近づいていきます。ということで、まずは中国華厳思想の元となった『華厳経』についてみてみたいと思います。


2.『華厳経』の意味と構成・主な教え
2.1.『華厳経』の意味
①『華厳経』の正式名称と意義
 『華厳経』の正式名称は、『大方広仏(だいほうこうぶつ)華厳経』といいます。それは、「広大なるほとけ」という意味であり、ここでのほとけは、時間的にも空間的にも無限であるような人間の分別智をこえた、無分別智でとらえられたほとけでなければならない、としています。

②華厳という言葉の意味
 「華厳」は、サンスクリット語のgandavyûhaで、ganndaは「雑華」、vyûhaは「厳飾(ごんじき)」と訳します。雑華はすべての花、名もない花も含んでおり、雑華としての一輪の花の中には、無限の宇宙の生命が躍動している、というわけです。
 このような雑華をもつ荘厳された世界、それが「華厳」の意味です。

③『華厳経』の教主である「毘盧舎那仏(びるしゃなぶつ)」とは
 サンスクリット語のvairocanaを音写したことばで、「光明遍照(こうみょうへんじょう)」の意味。もともと太陽のことで、仏の光明の広大無辺なことを表わしたもの、報身仏(ほうじんぶつ、仏になるための修行を積み、その報いとしての功徳をそなえた仏身のこと)と考えられています。
→この大毘盧舎那仏を中心として、生きとし生けるものをはじめとして、あらゆるものが、無限の光明に照らされている世界こそ、『華厳経』のめざしている世界にほかならないのです。

2.2.『華厳経』の構成
 『法華経』のサンスクリット原典は失われており、漢訳本としての旧訳本(六十華厳)と新訳本(八十華厳)があります。以下、六十華厳をもとに説明します。
 六十華厳は「八会三十四品」より構成されています。
①「八会」からみた全体構成
 八会の「会」とは、会座のことで、法会・講説などで参会者が集まった場所、またその集まりのことをさします。『法華経』は、説法の進展につれて、会座の場所は上昇し、悟りを求める修行僧の進展にしたがって心が向上する過程が詳説されており、これを八段階に分けています。(下表10参照)
 

②品名(章)からみた全体構成
 章は三四品から構成されています。(下表11参照)
 
 以上三四品の内、もっとも重要なのは性起品(しょうきぼん、ほとけの命の現れを強調(宝王如来性起品))と十地品(じゅうじぼん)・入法界品(にゅうほっかいぼん)(ともに菩薩の修行の段階を説く)の三つの品名です。
 十地品・入法界品は、龍樹以前に成立しており、龍樹以前の大乗仏教運動の高まりが菩薩の修行の過程を説こうとしたと考えられます。
 以下、これら三つの品名の概要と意義につき個々にみていきたいと思います。


 本日はここまでとします。次回は、三つの品名のうち「十地品」についてみていきます。しばらくお待ちください。





 (本日コメント欄お休みをいただいております。)