82歳からの旅

私の記録

独身男の共同生活・・それは・なんと?

2012年12月16日 18時44分27秒 | 生活
12月16日日曜日   
 

           古いノートより   
 人間は歳の数だけ、新しい年を迎える。その度に決意を
新たにし、計画を立て再出発をしようと試みる。そうして
毎年のように途中で挫折し、だらだらと暮らすようになって
いる。

 今年は日記だけでもと、決意を新たにして2~3ケ月
続けた事もあった。子供の頃は貯金箱を作って、1円や
5円をため途中で止めてしまうのです。


 さて今年も例年の様に何か計画を立てないと年が越
せないと思い、遂日記帳を買ったのです。

 
 せめて1日でも長くように、と自分の心に鞭打って
実行する。自分の心に言い聞かせて、何とか続けたい
ものである。
    (1957年12月27日 27歳の時 )

その年の3人の友達と一緒に、私の名義で市営住宅を
借りて生活を始めた。同郷の沼口 嘉一郎君と、高田貢
君である。私の生活について、新しい一つの世界が開か
れたのです。反面人間の生きて行く営みが、3人の上に
のしかかって来たのです。

 
3人で一か月ごとに交代して、生活費や炊事その他を
賄うのです。簡単なルールで共同生活をスタートしたの
です。

 ところがすぐに問題が発生したのです。3人が留
守中に(勤務の昼間に)き巣に入られて、品物を盗まれる
のです。どこも鍵がちゃんとしてあるのに、泥棒は家の
中に入っているのです。

 其のうちに私の家から持って来ている、お米まで全部
盗まれたのです。警察にも来て色々と調べてもらって、泥
棒の入る場所は見つかりました。家の天井裏からでした。
 泥棒は隣の人で、刑務所を出所したばかりの人と言う事
でした。が証拠は私の家の天井裏其処に針金で、止めまし
たが無駄でした。それをペンチで切って入るのです。

 警察は現行犯でないので、検挙出来ないと言うのです。

   其処で私の机の上に 空き巣君へ   
 どうして僕らの貧乏世帯に入るのですか、「僕らは安月
給で家の中を見ればわかるでしょう。盗んでも金になるも
のは無いでしょう、明日からは遠慮して下さい。」家主より

 2食分の米は残しておいてください、武士の情けですよ・
こんなことを書いて外出する気持ちを、誰ぞしる・・・
 
 ああ若い時にこんな出来事も、本当にあった事なのです。
何とほろ苦いそして悔しい思い出ですこと。こんなことは早
く忘れるが良いにきまっていますよ。
  
 古いものの始末をしようと思うと、こんな事まで出て来る
のです・・・・





   
コメント (2)
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