82歳からの旅

私の記録

 ~ 小利を見るなかれ、小利を見れば大事ならず ~

2012年12月21日 11時46分50秒 | 教育
  12月21日金曜日  

 中国の古い諺に「小利を見るなかれー小利を見れば
大事ならず」と言う諺があります


 此の諺には、深い味わいがあって一言では説明でき
ませんが、「目の前で起こる事柄に目を奪われて其の
ことの本質を見失ったり」「目先の利益を追っていて
は角をためて牛を殺すの例え」の様に大事は出来ませ
んよと諭しているのです。
 別の言い方をすると、何か事をしたときに「どんな
成果があったかとか、結果はどうだたのか)等と一事の
目先の事だけにとらわれ過ぎずに「その過程でどの様
に努力したか・どんな困難を克服してきたか」「その
人の生涯の中でどんな意味を持つのか」等の長い目・
広い視野で判断することが大切ですよ。とも言ってい
るのでは無いでしょうか?。

 今から100年あまり前、アメリカで西武開拓が佳
境に入った頃、こんな話がありました。

 大陸横断鉄道を完成させたセントラルパシヒック鉄
道会社の創立者に、
リーランド・スタンフォード、コリス・ハイテイントン、
マーク・ホプキンス、チャールス・クロッカーの4人
がいました。
 4人はカリフォルニア州の、ビッグフォーと言われ
て其の評価は当時も今も悪いと言われています。
 其の訳は、カリホルニア州の土地を1910年代に
50%も独占して、鉄道・新聞・小売業・政界等を支
配下においていた。
カリホルニアの人達は彼らの事をオクトバス(章魚)
と言って恐れていたそうです。
 又こんな事を言って善良な紙面を脅したり、威張っ
ていました。
 スタンフォードは「金持ちになるとこれほど快楽
  が地上にあるだろうか。」と
 ハイテイントンは「若者よ何人と言えども私の後
  を追う事は出来ない。」
 ホプキンスは「世界で一番頑固な男が生きて
  いるが、それがホプキンスである。」とうそぶき、
 クロッカーは「全ての人間は私を恐れている。
  等々
  

 スタンフォードの残した、スタンフォード大学は西武
のハーバート大学とも言われ、多くのノーベル賞受
賞者を出している。
 ハイテイントンはハイテイントン・ライブラリーを残し、
古今東西の大作家の生原稿や絵画を集めて市民
に無料で公開している。
 クロッカーはクロッカー銀行を残して、それが大きく
今日の社会に貢献していると言う事です。 

 彼らの業績を見ていると、短期的な利益の為と言う
事もさることながら、長期的な視野に立って社会に貢
献している事です。


           次の日に続きを


   
コメント (2)
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