レコーダー録画鑑賞「ラストエグザイル -銀翼のファム-」。

　絵がキレイだったのとオリジナル作品ということで興味を持ち、録画してみました。1クールだと勝手に思い込んでいたら2クールという最近のアニメにしては長丁場。これは大作か？と思ったらやっぱりある意味(爆)大作でした。

　前作は全く観ていないので世界観など分からない出来ないまま、視聴開始したのですが案の定最初からおいてけぼり状態に(汗)。空を海になぞらえ、戦闘は全て空中戦。優雅に航行する巨大空母を中心に艦隊を組み、戦いが繰り広げられる光景は今まで観たことがなく新鮮ではありました。が、それ以上に国家間の複雑な関係がアニメを観た時にすんなり頭に入ってこない描写には正直がっかりでした。解釈本や某○ィキなど読まずに映像だけできちんと観ている人に分からせる説明が例え見え見えのセリフであっても良いから欲しかったです(そういう意味でいうとファーストガンダムの説明セリフは親切だった)。

　それもないまま、キャラクター達(主に女子キャラ)が私情むき出しで戦う姿には誰にも感情移入出来ず、本当に残念な思いでいっぱいです(傀儡のお子様女帝の一言で停戦決まるとかあり得ないでしょうに)。現代社会にリンクするようなシビアな現実もたくさんエピソードに盛り込まれていたのに…。

　キャラクターが非常に多いのも大変苦労しました。5人から最大8人くらいまでしかキャラの名前覚えられない自分にはきつかったです(汗)。とうとう男子キャラの名前は誰も覚えられなかったという(爆)。男子キャラのキャストさんは悠一君、潤君、松風君、信彦君、阿部君、KENN君…と良い声揃いだったんですけどね(大汗)。男性声優さん萌えには良い声の無駄使いにも見えました(失礼ごめんなさい)。

　群像劇で歴史絵巻なのよ、と言われてしまえばおしまいですし、空中戦の爽快感を観るのよと言われれば「はいわかりました」と答えるしかないのですが、もうひとつそこに「キャラクターの存在感」を伝える努力をして欲しかった…。重い話だっただけになおさら思います。