鳴り物入りで始まったこのアニメ、序盤こそマフムートの下剋上な旅路がおもしろかったものの、中盤から後半、終盤にかけて急速におもしろくなくなり、最後は惰性で観る羽目になってしまいました。戦記ものは難しいです。
英雄同士のバトルを見せたいのか、軍略メインの戦争を見せたいのか、政治の世界を見せたいのかがわからない、迷走に迷走をしまくった印象があります。おそらくアニメ化以上に原作にも要因があるかと(1巻2巻読んでみた)。
戦乱の世を描くとして、アルスラーン戦記のように英傑を並び立て活躍をさせるのがアニメ的には一番盛り上がるし見せやすいはず。なので、この作品も削ぎ落とす部分は思い切って削ぎ、マフムートとその周囲のキャラクタードラマに特化すべきだったと思います。せっかくキュロスやアビリガなど、側近になったキャラクターの能力が高くても殆ど見せ場も無く、ただそこに居て説明セリフを喋るだけになって本当に勿体なかった…。
そして肝心のマフムートが多くのキャラクターの中に埋もれ、「戦いの無い世界を」という理想を貫く意志が見えにくくなっていました。マフムートが相手するには帝国のルイもトルキエのザガノスもレベルが高過ぎ。彼の身の丈に合った成果を求めない結果、感情移入したいと思えるキャラクターになりませんでした。鷲を使って自ら戦うところがもっと観たかったです。
戦記物で戦争を扱うなら、キングダム並みの高等な駆け引きで行ってもらわないと。キングダムを読んでいるとこの作品のはスケール小さ過ぎて笑っちゃうレベルなので(汗)
国同士の政治的駆け引きを描くのは、地図上の位置関係や各国の事情を詳細に解説する必要があるので、それらをセリフで片づけなければならないアニメは不向きだなと改めて感じた次第。そして原作はストーリー作りを頑張ってもっと良いアニメ続編が作られるようにして欲しいものです。
英雄同士のバトルを見せたいのか、軍略メインの戦争を見せたいのか、政治の世界を見せたいのかがわからない、迷走に迷走をしまくった印象があります。おそらくアニメ化以上に原作にも要因があるかと(1巻2巻読んでみた)。
戦乱の世を描くとして、アルスラーン戦記のように英傑を並び立て活躍をさせるのがアニメ的には一番盛り上がるし見せやすいはず。なので、この作品も削ぎ落とす部分は思い切って削ぎ、マフムートとその周囲のキャラクタードラマに特化すべきだったと思います。せっかくキュロスやアビリガなど、側近になったキャラクターの能力が高くても殆ど見せ場も無く、ただそこに居て説明セリフを喋るだけになって本当に勿体なかった…。
そして肝心のマフムートが多くのキャラクターの中に埋もれ、「戦いの無い世界を」という理想を貫く意志が見えにくくなっていました。マフムートが相手するには帝国のルイもトルキエのザガノスもレベルが高過ぎ。彼の身の丈に合った成果を求めない結果、感情移入したいと思えるキャラクターになりませんでした。鷲を使って自ら戦うところがもっと観たかったです。
戦記物で戦争を扱うなら、キングダム並みの高等な駆け引きで行ってもらわないと。キングダムを読んでいるとこの作品のはスケール小さ過ぎて笑っちゃうレベルなので(汗)
国同士の政治的駆け引きを描くのは、地図上の位置関係や各国の事情を詳細に解説する必要があるので、それらをセリフで片づけなければならないアニメは不向きだなと改めて感じた次第。そして原作はストーリー作りを頑張ってもっと良いアニメ続編が作られるようにして欲しいものです。