たまてばこ新聞

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CS録画鑑賞「将国のアルタイル」。

2017年12月29日 09時38分03秒 | TVアニメ鑑賞記録
 鳴り物入りで始まったこのアニメ、序盤こそマフムートの下剋上な旅路がおもしろかったものの、中盤から後半、終盤にかけて急速におもしろくなくなり、最後は惰性で観る羽目になってしまいました。戦記ものは難しいです。

 英雄同士のバトルを見せたいのか、軍略メインの戦争を見せたいのか、政治の世界を見せたいのかがわからない、迷走に迷走をしまくった印象があります。おそらくアニメ化以上に原作にも要因があるかと(1巻2巻読んでみた)。

 戦乱の世を描くとして、アルスラーン戦記のように英傑を並び立て活躍をさせるのがアニメ的には一番盛り上がるし見せやすいはず。なので、この作品も削ぎ落とす部分は思い切って削ぎ、マフムートとその周囲のキャラクタードラマに特化すべきだったと思います。せっかくキュロスやアビリガなど、側近になったキャラクターの能力が高くても殆ど見せ場も無く、ただそこに居て説明セリフを喋るだけになって本当に勿体なかった…。

 そして肝心のマフムートが多くのキャラクターの中に埋もれ、「戦いの無い世界を」という理想を貫く意志が見えにくくなっていました。マフムートが相手するには帝国のルイもトルキエのザガノスもレベルが高過ぎ。彼の身の丈に合った成果を求めない結果、感情移入したいと思えるキャラクターになりませんでした。鷲を使って自ら戦うところがもっと観たかったです。

 戦記物で戦争を扱うなら、キングダム並みの高等な駆け引きで行ってもらわないと。キングダムを読んでいるとこの作品のはスケール小さ過ぎて笑っちゃうレベルなので(汗)

 国同士の政治的駆け引きを描くのは、地図上の位置関係や各国の事情を詳細に解説する必要があるので、それらをセリフで片づけなければならないアニメは不向きだなと改めて感じた次第。そして原作はストーリー作りを頑張ってもっと良いアニメ続編が作られるようにして欲しいものです。
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CS配信観賞「妖怪アパートの幽雅な日常」。

2017年12月29日 09時15分46秒 | TVアニメ鑑賞記録
 2クール、しかもがっつり26話まであるとは(汗)。長かった…。そして振り返ると印象に強く残ったシーンがフールのしゃべくりだけという(爆)

 稲葉夕士と、入居中の妖怪アパート住人達との交流…かと思いきや、夕士の人間世界生活での出来事がメイン、本当に普通のホームドラマでした。もう少し妖怪寄りだと想像していたのに肩透かし(汗)。前半1クールのほうが妖怪風味は出ていたかな。

 不良生徒の素行だったり仲間はずれにされた女生徒だったり、どう見てもキワモノな女性教師だったりと人間の方が妖怪じみていた気がします。そして起きる事件がめっちゃ昭和風味…。最後はアパート住人の大人達が批評して締める話で、夕士自身が判断して行動している、彼自身が成長しているようには見えなかったです。

 アパートものなら、自分的には音羽館(正確にはアパートではないけれど/笑)のほうが住人に好感が持てますね。上から目線で年長者が若者にモノ申す時代は終わっているのでは??あ、でもそういう大人が今いないから敢えて存在させているともとれるか…(苦笑)

 良い人と悪い人がすっぱり線を引かれて分かれている感のあるアニメでした。最近のアニメはその境界線があやふや、もしくは全く無い作品が多いだけに、そこは独特でした。にしても、この作品の主なターゲットはどの層だったんだろう…??(汗)

 自分は、フールの子安君が楽しそうに演技されていたのを聴くのが毎回楽しみでした。魔導書の精霊も好きでした。やっぱりオカルトチックなものを観たかった。
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CS録画鑑賞「魔法陣グルグル」。

2017年12月29日 08時59分06秒 | TVアニメ鑑賞記録
 2度のアニメ化もですが原作完結からもかなりの時間が経過しているところでの再々アニメ化にまず驚きました。いよいよガンガンもネタが尽きたか(汗)。

 初の深夜帯でのリメイクなせいか、前作以上にちょいエロ風味は増したような気がしました。それでもまだ小学校レベルなのでまあまあ許容範囲。作画と声は最初違和感ありましたが1クール目終わる頃にはすっかり馴染み、声優さん達が大切に丁寧に演じていることが伝わってきて嬉しかったです。ニケとククリは特に良かった。

 やはり多くの方が感じられているように、原作を2クールに無理やり収めている点が一番問題でした。とにかく駆け足、一つの場所でのエピソードが前半は1話で、後半に至っては1/2話という有様。せっかくの初アニメ化パート、グルグル、ミグミグ族、アラハビカ、4人の王など大事な設定の説明があっさり過ぎて気抜けしました。一番おもしろいし盛り上がるところだったのに残念です。四大精霊の王様はもう少しじっくり観たかったなぁ…。

 そぎ落とす箇所はバッサリ切ったけれど、その分ニケとククリのラブコメ部分に比重を置いてくれたので、違和感なく追いかけていくことが出来ました。最終回の「ニケくん♡」はやっとここまでアニメで観ることが出来た、と感慨ひとしおでした。良かった良かった。

 せめてあと1クールあったなら、キタキタ親父のギャグを楽しみながらゆったりとニケ達の旅を楽しめたでしょう。観終わった後の余韻に物足りなさを感じただけに、どうしてもこの感想に落ち着いてしまいます(汗)。キタキタ親父は、どうしても緒方さんのあのフレーズが印象的なだけに、今作の空気みたいな存在感は許せなかった(小西君はとても頑張っていたと思います)。あと、ギップルも鷹乃麗さんがハマり過ぎていた為に男性声優さんでは辛かった(櫻井君もめっちゃ頑張っていたと思います)。

 そんなこんなで、ツッコミどころもありましたが、原作派としては最後まで見られたことに満足はしています。出来たらいつか、「2」や「舞勇伝キタキタ」もアニメ化されると嬉しいです。
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