アマプラ配信鑑賞「キングダム 4期」。

　まさかまさかの続編5期告知！それだけ人気すごいってことなんでしょうけど…びっくり。

　今作は、原作でも一二を争う盛り上がるエピソード(自分評)。政が正式に秦国の大王となる為に、壁として大きく立ちはだかっていた呂不韋と真正面からぶつかり合うストーリーでした。製作側の力の入り具合が半端なく、特にキャスト陣の熱演が熱かったです。そこが最も印象に残っています。

　作画は時々危ない回もあり、よく半年乗り切ったなぁという印象。

　終盤は、一推しキャラの昌平君大活躍もあったりして、原作既読組の自分も大いに楽しみました。

　そしてまさかの5期…今期の後は地味な戦いが続く(本当に戦いばかりなんだけど)…どうやって盛り上げていくのか気になるところです。桓騎の強烈な個性で押していくのかな…？

アマプラ配信鑑賞「ブッチギレ！」。

　こちらもオリジナル作品。新撰組隊士が一人残し全員死んだ設定から始まる替え玉隊士達の人情アクション時代劇。全12話できちんと話をまとめたところは良かったです。

　画面が特徴的、クリアではなく全体に掠れたようなフィルムを掛け、古さを演出。逆にキャラクターは、シャーマンキングの原作者によるキャラ原案というどちらかと言えば可愛さ強調。幕末時代劇を描く為にいろいろバランスをとっていた感じがしました。

　ストーリーは、主人公一番星と弟ツキトの確執を史実の事件に混ぜ込んだ形で進行(最終回ツキト完全にヒロイン/爆)、終盤は完全に独立した話、ヒーローものになっていました。その点は割と無難、かつ意外性はなかったですね。陰陽師をラスボスに持ってくるあたりも時代的にふつーな展開。それでも、キャラクターを1話1話丁寧に描いていたからか、予想以上に楽しく観ることが出来ました。一番星の成長も見られましたし。

　自分的には地元の偉人である佐久間象山が重要キャラとして登場したのが地味に嬉しかったです。

　たぶんあまり話題にならず終わってしまったんだろうと想像しつつ、どこかで彼らにまた会えたらいいなぁとも思いました。いいやつばっかりだった～。

アマプラ配信鑑賞「リコリス・リコイル」。

　作画は確かに良かった。1話からずっとキャラクターは良く動いているし表情も豊かでした。アクションもリアルの理屈吹っ飛ばしつつのダイナミックかつ繊細。

　たぶん、そういうのを愛でる作品なんだと思います。近年は作画含めた映像が超優秀なオリジナル作品が増えてきていますが、大体が今作と同じ感じ。ストーリーの辻褄は後からもしくはどうでもいい、という雰囲気アニメ(汗)

　リコリス含めたDAなる組織の説明、そもそも作品の描いている時代の説明がセリフにもほぼ無くて、ああ、これは見て理解して(もしくは公式サイト見て)なんだろうと。それでも最低限の(電波塔事件とか使役している少年少女は戸籍無しの理由とか)。作品背景にそこそこ納得出来ていないと話に入れない自分には回を追うごとに観るのがつらかったです。

　ヨシさん、あんた何したかったの…？？と問い詰めたい最終回…作品人気はめちゃくちゃあったみたいなので2期あるかも、ですね。その時はもう観ないだろうなぁ…(大汗)