アマプラ配信「錆喰いビスコ」。

　絵的には独特の世界観(錆に侵されたディストピア)を独特の映像で表現しており惹きつけられるものがありました。作画も終始安定の高レベルですごかった(矢が当たった後ワンテンポ置いてキノコがわしゃっと生えるシーンなど)。ストーリーはその二つの勢いに上手くごまかされていたかもしれません(汗)。

　序盤、エピソードの時系列前後して進めたのは却って先々への興味を薄れさせたのではと思いました(原作未読の為余計に混乱)。どのみち、昭和の少年ジャンプ的な、何度死んでも生き返って戦う、大袈裟な前振りセリフを叫びながらバトル開始するという、ひたすら熱血で押しまくるストーリーでしたし(ビスコはともかくミロがあんなに強靭な訳無い)、下手にひねらない方が良かった。

　ビスコとミロのバディもののつもりで観ていたら、終盤BL的表現が出てきて驚きました。思わずドキッとしたけれどBLとはまた違うようにも見え(汗)。しかし友情にしては深過ぎる気が…。

　世界を錆び付かせた原因とキノコ守の関係は説明足りていないですが、1クールで追及するのは無理ですよね。増して原作は続いているみたいですし。

　自分は熱い少年マンガバトル大好物なので、多少の無茶苦茶は平気なんですが、このアニメ果たして人気出たんだろうか、と不安(要するに2期あったらいいな～というやつ/汗)