辛口の中にも愛を!!ビデオグラファー愛

赤ちゃんから皇室を撮るカメラマン
そんな自身の創意と意志を伝えるブログ

北野武の映画論と、自分の撮影論を比較する。

2016-02-06 00:05:00 | 映像
北野武氏の映画はジックリ観た事はありませんが
非常に興味深い持論を持っいる。

北野武氏が、映画の監督をするとき、
役者から「監督、こんな風に撮った方がいいんじゃないの」と
言われる事を嫌うのは、有名なエピソード。

つまり、北野武氏が監督という事で、他から口出しされると
それは、違う人間の監督作品になってしまう。

もっともだ!

確かに、北野武氏は映画監督としての歴史は浅いが、
作風が海外でも受け入れられている。

ある意味、自分が撮影をしているとき、
デイレクターは、撮影の要望を言ってきますが、
ある意味、撮影監督という立場の自分が
どこまで、ディレクター(監督)に意見を言わせないように
撮影するかがカメラマンの腕の見せ所となってくる。

私自身、万人受する性格の持ち主ではないが、
比較的、長期で仕事をしているディレクターも居て、
おかげさまで定評をいただいています。

ディレクターに対しては、年齢に関係なく
柔らかい物腰で接するように心げけてます。

そんな事もあって、嫌われる事も少ないのでしょうが、
「なぜ、自分と仕事を何度もしていて、うまくいっているのか」、
常々、考えてます。

ディレクターより要望を指示されるのは
あまり気持ちのいいものではないが、

それなら、言われる前に撮影監督としての立場で、
どんどん撮影を進めていくべきだと考える自分が居る。

北野武氏と比べるのは、おこがましいが、
安心して撮影を任せてもらえるカメラマンであり続けたいと思う。