辛口の中にも愛を!!ビデオグラファー愛

赤ちゃんから皇室を撮るカメラマン
そんな自身の創意と意志を伝えるブログ

レコードの人気が復活している

2016-02-19 05:03:22 | オーディオ
ここ1年、レコードやカセットテープの需要が増えてきている。

レコードプレーヤの需要も上がっているようで
当然ではあるが、レコード盤は販売されれば、
それを聞くための、プレーヤーやレコード針の需要が上がる。

で、最近は、レコードを聞くための
セッティングを説明するセミナーも開催され
特に20代の女性には人気。

2000円程度の参加費とあって、セミナーも大盛況とのこと。

具体的なレコードの売り上げ枚数は、
LP盤で言うと、2006年に100万枚に満たなかった総出荷枚数が、
2013年には、600万枚を突破している。

そして私が住む神奈川にも
レコード盤を製造する 東洋化成が存在する。

いわゆるプレス工場で、録音された音楽をからラッカー盤をつくり
大量にプレスされる光景は圧巻である。

なぜ、今、レコードなのか、
レコードからコンパクトディスクへとって変わり、ストリーミングによる配信。

配信による、音楽ソフトの商品化に嫌気がさして、
レコード盤とうい形になったソフトを所有することに
若者がこだわりを持ち始めたのだと思う。

これはいい動きだと思う。

コンパクトディスクを含むデジタル音源は、聞こえる音声周波数の上限を
22kHzでカットしている、つまり、実際は耳には聞こえていない
帯域をカットしているのだが、実際、楽器の帯域は自然に存在する音もふくめ
20kHz以上の帯域を持つ音が存在している。

それを音色と合わせて表現できるアナログレコード盤は、
試聴上、温かみのある音と感じられるかと思う。

といっても、レコード盤は16kHz以上はカットオフされていて
フラットではないものの、バンドパスフィルターのように
上限をキッチリカットしているわけでもないので、僅かながらでも
高域が収録されています。特別に制作されたものを含め50kHzくらいの
帯域まで収録は可能です。

レコード盤も原理は変わらないが、再生するハードも進化もしている、
埼玉県にある、エルプ社のレーザーターンテーブルである。

アナログ盤だが、レーザーでレコード盤の溝をトレースするので
音が非常にすっきりしており、アナログファンにはオススメのプレーヤーである、
エルプ社には、試聴用のコンパクトディスクもあるので
ぜひ聞いて欲しいと思う。

レコード盤は、盤の内周と外周を比較した場合、
物理的に内周では、相対的な速度が落ちるので内周では音質の劣化がありうるものだ。

しかし、これを機会にアナログ盤を集め、いい面、悪い面を含め
アナログ音楽を楽しみたいと思う。

もちろん、1970年発売の
テクニクスのレコードプレーヤをメンテしつつ大切に使っている。

冬の時期は、レコード針も暖房で温まった方が
高域の伸びがいいので、暖かい部屋で温かみのある音楽が聴ける醍醐味を
堪能したい。