辛口の中にも愛を!!ビデオグラファー愛

赤ちゃんから皇室を撮るカメラマン
そんな自身の創意と意志を伝えるブログ

安い仕事こそ、高価な機材を使う、という価値観

2016-02-13 05:28:09 | 撮影機材
現場に行くと、時々、尋ねられるのが、
機材高価でしょ、とって、聞かれます。

まぁ、 安くても10万以上、
カメラの値段も50万円くらいはしている。

そんな中、仕事を受注する際にクライアントには話せないが、
このギャラでこの機材? って、思われることがあります。

要するに、3万円くらいの仕事に50万円の
カメラで撮影することが、ナンセンスでは? ってことです。

で、本音が2分化するわけで、

あるカメラマンは、安い仕事だから安いカメラでいいや、と、言う人。

あるカメラマンは、安いギャラでも、撮影することには変わりないので
使い勝手や画質を考え、カメラマン本人のストレスが少ない
使い慣れた50万円のカメラで、っていう人。

二つに分かれますが、
私は常に、後者でありたいと思うし、そうあるべきだと思う。

実際、放送、業務用カメラを触ると思うが
高価で業務に向けて作られているので、カメラマンの技量に
答えてくれるのである。

つまり、被写体のいる環境が多少暗くても、背景に窓があっても人物に比べて
明るくても、オペレートすることによってしっかり撮影できることができる。

逆に言うと、安いギャラの現場こそ
カメラマン一人で行くことが多く、撮影環境も良くないことが多かったり、
写真撮影に関して言えば、被写体が動き回る子供だったりと、
家庭用レベルのカメラでは、撮影には追いつかないことがある。

高価な機材は、それなりの性能なので
マニュアル操作になることが多いが、カメラマンの意思による
操作で環境悪の現場でも対応可能なことが多いからだ。

まぁ、カメラマンも色々いる。

一概に高価な機材が、オールマイティーとは言い難いが
ギャラが安い時でも、ストレスを感じさせないカメラで
現場に臨みたいと私は感じる。