趣味の範疇を超え、修理をしています。
サンスイ パイオニア ヤマハ テクニクスと
1960年から80のパワーアンプ プリメインと
数多く手がけてきました。
一番好きなのは、テクニクス。
修理マニュアルも取り揃えていていて、保守パーツや
代替パーツも確保しているので、修理を楽しんでいます。
なぜ、修理にはまったのだろうか。。。
やはり、小学生の頃に読んだ、オーディオ雑誌に掲載されている
機種への憧れだと思う。
当時、12ボルトのバッテリーを自転車に積んで
カーステレオを鳴らしていた小学生は私です。
そのあとに、そんな光景をあちこちで見かけるようになり、
つまらなくなって、やめた経緯もあります。。。
今、ダウンサイジングで、スピーカー アンプの組み合わせでも
2キロ程度と軽いんです。
やはりオーディオとは、座敷に鎮座しているイメージしかないので
大きなものしか興味ないんです。
まぁ、修理マニュアルがなくとも
パワーアンプの修理はコツをつかめば、安全んかつ確実に修理することが可能です。
修理のコツとしては、、、
その1、、、
ヒューズが切れているか否かで、どこが壊れているかわかる。
マニア的な話だけど、ヒューズが切れるっていうことは
それだけ電力を使う箇所がNGということ、つまり、
パワー段という、直接スピーカーをドライブさせるトランジスターが
NGなことが多い、アンプには、オーディオ信号の入力を監視する入力段もあるが、
入力段がNGなだけでは、アンプのプロテクトが動作することが多く
よっぽど、出力段へ漏電しない限りヒューズは飛ばない。
だから、ヒューズが切れている症状は、初見でも修理がしやすい。
その2、、、
互換性のあるパーツでやりくりする。
ここ数年だと思う、トランジスタからFETへと変わり
トランジスタそのもののパーツも姿を消しつつある。
トランジスタは3本の脚があって役割が違う、
でも、年代がかわると、代替の型番である
新しいトランジスタが出ているので、それで代用できる。
時には、プリント基板の回路を変える、改修作業が必要だが、冷静に
追求すれば難しくない。
この辺りは、秋葉原のパーツ屋のオヤジさんと仲良くなると
いろんなことを教えてもらえるので、パーツ屋は個人商店の
お得意様となることをお勧めする。
その3、
修理するアンプの電源は、一気に入れない。
鉄則である! 修理する時は、電圧を昇降させられる「スライダック」で
ゼロボルトから徐々に電圧を100ボルトまで上げるのが鉄則である。
大抵、ヒューズが切れるアンプは、電圧が50ボルトほどで切れる。
切れるボルト数で、どのあたりが悪いかもわかるし、
修理するアンプを余計に傷めることも防げる。
その4
同じ機種を手がける。
要は、練習みたいなもの、私も SE-A3というテクニクスのアンプを
10台くらい連続して修理してきた。
可能なら、壊れていないアンプを入手することもお勧めする。
電圧の比較をしたり、挙動がいいか悪いかの判断を完動品と比較できるからである。
と、コツをあげればキリがないが、
私自身、神奈川 東京 埼玉と
修理人へ弟子入りした経緯もあり、そこで、さらに修理技術に磨きをかけた。
アンプに関しては、ほぼ修理することがどのメーカーでも可能である。
日本にないパーツは、アメリカの知り合いのパーツ屋から
取り寄せることも可能なので、三洋製のパワーアンプデバイスも
取り寄せができれば修理が可能である。
また、アナログオーデイオが流行りだしてきたし、
今度は、大型ラジカセの修理に精を出そうかと思う。