樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

再会&燕岳

2009-08-17 23:16:47 | 日記
昨年久しぶりの再会を果たした横浜の友人ご一家がまたまた登場!
今年は安曇野の燕岳(つばくろだけ)から大天井(おてんしょう)を抜け常念岳への縦走を計画。
山小屋で2泊3日の夏休み。              
                    優雅で周りの山と違い少し色白の燕岳。

樹林帯あり、岩場もありの変化に富んだ登山道は結構険しく、下山する人たちの顔を見ることなくただひたすらに下を向いて一歩一歩足を進めるのみ。歩き出した時の雨はあがっては来たが、空は晴れてくれない。視界の利くところまできても下は霧の中。すれ違った方から、頂上からは富士山が見えるからがんばって!と声をかけられる。それをよりどころに進むっきゃない。

途中の合戦小屋ではスイカまで登場!塩分と水分補給には最適なんであろう。しかし・・・ビールよりお値段高し。
この先は高低さがすくなくなり、花を見たりする余裕もでて周りの風景も山岳風景となる。小屋の赤い屋根が見えるとほっとする。あと少し!
                   
                  ハイマツの実の紅色なんとも優しい          
燕山荘(えんざんそう)には夏場だけオープンしている診療所もあり、予約なしで宿泊可能。ただし、混んでいる場合は4畳に6人寝ることとなる。荷物を置いて、ここから山頂を目指す。
   
   
往復で約1時間。頂上はすっきりとしている。日本海側の白馬三山は雲がかかりつつも山際がすっきり見えるのだが、登ってきた側は真っ白け。残念ながら明日歩く予定の大天井への道も常念も真っ白け。
風がつめたい。ウインドブレーカーを着ていないと寒い。この山頂はとても狭いがそこへ到達するまでにコマクサの群生があり保護されている。変わった岩の芸術も楽しめる。風の芸術なのだろうか。下から見上げる山と実際歩いてみる山では印象も美しさもまったく違うものだとつくづく思う。なんで登るのか、少し分かりかけてきた。

                    
         何に見える? イルカ岩です

夜、暴風雨。雨が窓をたたく。そう!台風が近づいていた。そして下界は地震。
朝4時に目が覚めたが、やっぱり雨。それも大雨。大天井への道は尾根道、さえぎるものがない。明日晴れる保障もない。ここのところあちこちで遭難が相次いでいたため、やはり安全策をとり、縦走を諦めて下山することを決めた。登っていた昨日、軽石のような細かい砂が下りの際は疲れるだろうと思っていたが、雨が降り水分を吸ったせいか、意外と滑らず歩きやすかった。下から登ってくる人たち、高校生のようだが、自分達の頭の上まであるようなリュックをしょって上ってくる。将来の日本を託す彼らの根性を見直してしまった。ガンバレ!

        
    山小屋で頼んだお弁当 
    中身は栗おこわと色々野菜と鶏肉がはいったおこわ+シュウマイ2個+ごぼうに味噌漬けそして種をとった梅干

せっかくの2泊3日が1泊2日になってしまったが、七夕のように年1回でも一緒に登れる友がいる。さあ、来年はリベンジかな? それとも・・・ 下山してすぐ来年の山の話し。鬼が笑うわ!わはっは~