樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

白山千振(チブリ)尾根

2010-08-05 00:12:41 | 日記
           
暑い暑いと言っていても暑いばかりなので
日曜日、早起きして白山への登山道のひとつ、チブリ尾根へでかけた。

白山登山道の入り口、市ノ瀬
ここから交通規制があり白山への一般的な登り口である別当出合まではバスでのピストン輸送
でもチブリ尾根はこの市ノ瀬から歩いて別山経由、南竜馬場→白山室道への縦走路の入り口でもある。

日曜日の朝、駐車場はこれまでにみたこともない車の数・・・
車でそれも県外ナンバーの車で満杯!!道路に縦列駐車をしているほど。
さぞ、白山室堂は目いっぱいだろうなあ~ 室堂の収容人数は350人ではあるが。

その車やバスを横目で見ながら、涼しい顔して林道を15分ほどあるくとチブリ尾根の登山道はある。
登山道にはいったとたん、駐車場の喧騒はどこへやら。突然湿った空気に覆われて、しっとりと
すこし薄暗い森を歩くことになる。ここは屈指のブナ原生林、尾根へ出るまでの約3時間、しっとりと
した空気とブナの緑の森林浴を楽しみながら歩く。私の好きな場所!

「白山自然を考える会」がここの登山道保全の委託を県から受け、整備・清掃を行っている。
4年前ほどになる。熊野古道を歩いた後に、この道へつれてきてくれたのは、その会のメンバー。
いきなり登山道の草刈だったけど。それから何度となくこの森には足を伸ばしている。が、
いつ来ても変わらない。木々の太さ、緑の新鮮さ・・・ ブナはブナ自体がとても保湿力が高い。
だから、いつも山全体がしっとりとしている。
水場、のぞきを超えて3時間弱で尾根に出る。そこから程なくしてチブリ小屋へ到着。

今日は人が多い。チブリ小屋にはすでに3人の登山者。すれ違った人も2~3人
白山の登山道は数珠繋ぎであろうから、すれ違うのも大変だろうなあ~ 
山へ来てまで並ぶことはないのに・・・と思いながら。
自分のペースで歩けることが、ここが好きな理由のひとつでもあるのかも知れない。

小屋で一休みしてから、別山へ行くのはあきらめて下山。
もうここで十分^^/
涼しさも、空気も十分 ^^/
雨ではないが霧がかかり、ミストの中をしっとりと歩く。
ブナ林まで降りると雨が降っていても葉っぱが雨を受け止めてくれるので、
あまりぬれない。そんな中の往復6時間だった。


         ご存知、アザミ
         

                 シモツケソウ
                

                                マルバダケブキ