樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

広島・長崎

2010-08-09 23:18:23 | 日記
原爆が投下されてから65年、
平和記念式典が行われた。

毎年、気になっていた言葉・・・
「二度と繰り返しません・・・」とおさめる言葉。
それは違うのではないか。
「二度と繰り返させません」ではないかと。

「戦争」を繰り返さない、という意味ならいいのだが、
「原爆(核爆弾)を使わせない」という意味が込められているならば、
「私達は」「二度と繰り返させません」と言うべきなのでは?
と思っていた。

今年、どういった宣言がなされたのか、まだ読んでいないので
わからないが、たまたま目にひっかかったブログにも同じ感覚の文章が
ならんでいた。同じように考える人がいた。

息子が小学校低学年のとき、
「なんで使ったら危なくて使ってはいけない爆弾を作るの?」
使ったらいけないものをなんでわざわざ作るのか?と問うてきた。
「作るから使っていいと思って使うんじゃないの?」と素朴な疑問。

そう、作らなければ使えない。
爆弾だけでなく、ピストルなどの銃もしかり。
日本の武器製造、売れるから作ってしまっているわけ?
進歩だと確信して開発する?・・・確信犯ではないか。

おろかな人間の行動を抑制するのもまた
同じ人間であること。
核保有国はそれぞれを恐れるが故、廃絶できない。
使う国がなければ、恐れることもないのに。
人間の「恐れ」から現れる防衛本能が保有させているのだろうか。

核兵器廃絶の道はどこまで続くのだろう・・・
私にとってこの世の中、わからないことが多くなってきた。