週末を利用して
また山の薄い空気を吸いにいってきた。
一緒に歩いている元「ひかり山学会」
その会の名前が3年前の5月連休突然変更になった。
その名前の由来となった南アルプスのおいしい焼肉屋
そこの焼肉食べたし!と計画が始まった今回の山
前日たらふくお肉とお酒を楽しんで、焼肉屋さんの2階に泊まる。
富士山の次に高い北岳~間ノ岳に登る予定をしていたが、
雪渓が固くて、冬山装備でないと登れない
(滑っても止まる自信がない人は遠慮してほしい、と注意書き)。
だからご遠慮申し上げ、急遽塩見岳に変更。
新道は土砂崩れで通れずこれまた予定の変更を余儀なくされ
鳥倉林道~豊口登山道より入った。ま、予想できないことが多いのは
いつものことで。
あいにくの天気ではあるが、
樹林帯のイオンミスト充満する中をひたすら3時間上る。
日本中で一番高度のある峠、三伏峠(2615m)
昔の人はここを通って次のへ品物を運ぶ・・・
寒い!
ここの小屋も7月からのオープンでおじさん一人準備に追われていた。
峠からひたすら高度を上げていかなくてはならず
下を向き一歩一歩足を前へ出す。
上がり下がりを繰り返し2つの山、三伏山と本谷山(2658m)を越えていく。
段々空気が薄くなるのがわかる。
この周りには若々しい幼い針葉樹の子供達が下草代わりに
生える森があり、とても眼に優しく美しい
特殊東海製紙株式会社が所有している山なんだそうな。
ここからまた、コルを越え、ひたすら高度を上げていく。
2800m近くの小屋に着いたのは予定の午後3時少し前。
周りは霧に包まれていて、何も見えない。
小屋で少し休んでいると、薄日が射してきた。
小屋の前はまだ雪だらけ
これは塩見の手前、天狗岳
やっと見えた塩見の頂上
明朝、1時間の道のりでつくはずの頂上ははるかかなたに思える。
夕日が沈む前まで外の空気を吸っていた。とはいえ、酸素は薄い。
こんな豪華な山小屋の夕食
レンコンの梅味あげもの、さといもの揚げ物、しいたけ、車麩の揚げ物、高野豆腐、
寒天でできたそうめん、ごぼうの和え物など。そしてドイツ産ザルツブルグの岩塩
今年のメニューの試作品らしかったけど、時間を気にせずゆっくりいただけた。
この小屋には夏場でも女性用あるいは大用のトイレがない。
すべて袋(簡易トイレ)にする。場所はハイマツの影で、雷鳥と共に。
袋が溜まるとヘリで下におろすという。
小屋守りはお若いご夫婦と若いアルバイト6年目のやさしい逞しいお姉さん。
この環境で30人ちょっとの山やを相手にするのだから、すごいものだ。
水場まで1時間。大事な水。発電はソーラー。
北アルプスの快適な山小屋と比較したら断然自然に近く素朴。
だから北アルプスほどには混雑しないのかもしれない。
なんだか南アルプスが好きになってきた。
が、この小屋に着くまではもう二度と3000m級の山には登るまい、
とひたすら考えて足を出していた。ホントに呼吸を整えるのがしんどく、
空気が薄い。低気圧がきていたせいもあるだろうか。あえいでいた。
6月26日朝、雨はあがっていたが、霧
いよいよ頂上を目指す、1時間の登り。
地図には1時間半と記載されていたが、アルバイトのお姉さんは登り1時間、
半分はガレ場(ストックはそこにデポ)、残りは岩場也と。
その通りであった。岩場を登るのは少し慣れてきたが、手も足も頭も使う。3047m
今年初の百名山 気がつけば、26個目
下山時、最後の最後で道に迷う。
錯覚ではあったのだけど、登り返した30分
携帯があっても「圏外」ならば使えず、
尾根まで登り返し、GPSで場所を確認して歩いた。
コルでは大きな若い鹿が道を横切る
いつも新鮮なことが起こる山歩き
もう2度と・・・と思ってはその思いを消し、
次の山はどこにしようかと、もう迷っている。
気がつけば、山歩きがすっかり生活の一部になってしまった。
また山の薄い空気を吸いにいってきた。
一緒に歩いている元「ひかり山学会」
その会の名前が3年前の5月連休突然変更になった。
その名前の由来となった南アルプスのおいしい焼肉屋
そこの焼肉食べたし!と計画が始まった今回の山
前日たらふくお肉とお酒を楽しんで、焼肉屋さんの2階に泊まる。
富士山の次に高い北岳~間ノ岳に登る予定をしていたが、
雪渓が固くて、冬山装備でないと登れない
(滑っても止まる自信がない人は遠慮してほしい、と注意書き)。
だからご遠慮申し上げ、急遽塩見岳に変更。
新道は土砂崩れで通れずこれまた予定の変更を余儀なくされ
鳥倉林道~豊口登山道より入った。ま、予想できないことが多いのは
いつものことで。
あいにくの天気ではあるが、
樹林帯のイオンミスト充満する中をひたすら3時間上る。
日本中で一番高度のある峠、三伏峠(2615m)
昔の人はここを通って次のへ品物を運ぶ・・・
寒い!
ここの小屋も7月からのオープンでおじさん一人準備に追われていた。
峠からひたすら高度を上げていかなくてはならず
下を向き一歩一歩足を前へ出す。
上がり下がりを繰り返し2つの山、三伏山と本谷山(2658m)を越えていく。
段々空気が薄くなるのがわかる。
この周りには若々しい幼い針葉樹の子供達が下草代わりに
生える森があり、とても眼に優しく美しい
特殊東海製紙株式会社が所有している山なんだそうな。
ここからまた、コルを越え、ひたすら高度を上げていく。
2800m近くの小屋に着いたのは予定の午後3時少し前。
周りは霧に包まれていて、何も見えない。
小屋で少し休んでいると、薄日が射してきた。
小屋の前はまだ雪だらけ
これは塩見の手前、天狗岳
やっと見えた塩見の頂上
明朝、1時間の道のりでつくはずの頂上ははるかかなたに思える。
夕日が沈む前まで外の空気を吸っていた。とはいえ、酸素は薄い。
こんな豪華な山小屋の夕食
レンコンの梅味あげもの、さといもの揚げ物、しいたけ、車麩の揚げ物、高野豆腐、
寒天でできたそうめん、ごぼうの和え物など。そしてドイツ産ザルツブルグの岩塩
今年のメニューの試作品らしかったけど、時間を気にせずゆっくりいただけた。
この小屋には夏場でも女性用あるいは大用のトイレがない。
すべて袋(簡易トイレ)にする。場所はハイマツの影で、雷鳥と共に。
袋が溜まるとヘリで下におろすという。
小屋守りはお若いご夫婦と若いアルバイト6年目のやさしい逞しいお姉さん。
この環境で30人ちょっとの山やを相手にするのだから、すごいものだ。
水場まで1時間。大事な水。発電はソーラー。
北アルプスの快適な山小屋と比較したら断然自然に近く素朴。
だから北アルプスほどには混雑しないのかもしれない。
なんだか南アルプスが好きになってきた。
が、この小屋に着くまではもう二度と3000m級の山には登るまい、
とひたすら考えて足を出していた。ホントに呼吸を整えるのがしんどく、
空気が薄い。低気圧がきていたせいもあるだろうか。あえいでいた。
6月26日朝、雨はあがっていたが、霧
いよいよ頂上を目指す、1時間の登り。
地図には1時間半と記載されていたが、アルバイトのお姉さんは登り1時間、
半分はガレ場(ストックはそこにデポ)、残りは岩場也と。
その通りであった。岩場を登るのは少し慣れてきたが、手も足も頭も使う。3047m
今年初の百名山 気がつけば、26個目
下山時、最後の最後で道に迷う。
錯覚ではあったのだけど、登り返した30分
携帯があっても「圏外」ならば使えず、
尾根まで登り返し、GPSで場所を確認して歩いた。
コルでは大きな若い鹿が道を横切る
いつも新鮮なことが起こる山歩き
もう2度と・・・と思ってはその思いを消し、
次の山はどこにしようかと、もう迷っている。
気がつけば、山歩きがすっかり生活の一部になってしまった。