樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

凛とした幼馴染のお母様

2013-01-24 22:58:50 | 日記
ある日、偶然のなせる業
幼稚園から仲よしだった友達のお母様と3人で半日を過ごす事になった。

幼馴染は小さい頃からハープをならっていて
見た感じもフランス人形のように色が白くてどことなく
異国情緒の香る子供だったのだけど
いまでもそれは変わらず
オケでハープを奏でているという。

彼女とほんとに30年ぶりの再会を果たして2回目、
今回はお母様ともひょんなことからお会いした。

相変わらずお洒落で音楽に造形が深く
トビッシーを語らせたら滑らかなお話が続く。
あの指揮者の小澤征爾さんが若かれし頃留学していた際に
手料理が恋しくなるとご飯を作って食べさせてあげた
というお母様

お話聞いていてびっくりしたのは
私たちが小学校の頃、だからかれこれ45年前
私たちが学校に通っている間に、某大学の大学院へ通っていらした
というお話を初めて伺った。
入学試験には2度ほど落ちましたけどね・・・と明るくおっしゃる。
それでも、やりたい!と思ったことを貫き行動する力
昭和一桁の凛とした女性の生き様を見た気がした。

今でこそ社会人入学が盛んになってきたが
あの時代にそれをサラッとこなしていらしたとは・・・!

やりたいことがあるのなら、きっとあるはずだから
ちゃんと貫いておやりなさい!
と言われてしまいました。
はは~~

実践していらしてきた方の言葉は力強かった。

自分は娘と暮らしているけど
できるだけ頼らない、お互いやりたいことがあるのだから
それぞれ独立していればいい
だけど一緒にいてくれることだけでとても嬉しいのよ、と
素直におっしゃるお母様

こういう素敵なお年寄りになりたいなあ