樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

白根山 追記

2014-06-22 17:18:56 | 日記
今回の白根山別記

その1 出合った動物
 朝、日光いろは坂を過ぎて湯元から菅沼へ行く途中、道路を渡るシカを見たが
 帰りには湯元を過ぎていろは坂に入る前に急に飛び出してきた猿をひきそうになった。
 時々「動物の飛び出しに注意」と書かれてあるが、注意してもだめかも。
 動物に、飛び出さないよう注意 しないとね。
 ちょうど夕食時間だったのかなあ~
 そのあとガードレールに腰掛けた猿を何頭かみたが、こちらはきっと車のことが分かっている
 大人たちなんでしょう。

その2 陽気な路線バスの運転手さん
 帰路の弥陀ヶ池でコーヒーをいれて休んでいると
 後から同じコースで下りてきた3人組に声をかけられた。
 話をして分かったのだが、3人とも会津バスの運転手さんで山を一緒に歩きたくて
 公休を同じ日にとっているというおっさん方。尾瀬のヒウチ岳と会津駒ケ岳を薦められた。

その3 素晴らしき人
 五色沼へ下りる途中にいらした方、完全に片足の登山者。もちろんダブルストック
 ではあったが、雪渓も石のある道も健常者とかわらない歩きっぷり。ここまでには岩場も
 クリアーしなければこれない場所。二本の足があってもひーこらひーこらの私なんか
 恥ずかしい。もちろん普通に大きなリュックをしょっていらっしゃる。こうして山歩きを
 愉しんでいらっしゃる姿に脱帽。

その4 温泉
 冬にスノーシューで歩いた「刈込湖」、その帰りに寄った湯元の温泉。小さいけれどとても気持ちがいい
 露天風呂だったので、再度そこに寄った。元々ロッジのお風呂なので立ち寄る人も少なくて静かな
 熱~い硫黄泉掛流し。小さなロビーで、あれ~?さっき会った人じゃない?と
 声をかけてきたのは、弥陀ヶ池でおしゃべりしたおやじさんたち。数ある湯元の温泉で奇しくも同じ温泉とはね~。
 これも何かの縁、ということで今年の夏、
 尾瀬のヒウチ岳、御池からのお勧めコースを案内してくださることになりました。
 ここの温泉、留守番的に受付にすわっていた先代のおやじさんらしきおじいちゃんが
 また来てくれてありがと~、と500円でいいよ!と200円もまけてくださる。
 お風呂場は雪でつぶれかけそうだった露天も含めてきれいに新装開店されていて、
 ゆっくりと貸切露天で手足を伸ばして、2週間の疲れを溶かしてしまう。
 温泉万歳!   また寄ります、ここのお風呂♪

その5 親子だね~
 極めつけ・・・と言えば極めつけ
 本日、娘からラインのメッセージ
 「おかん、きのう白根山いったん??」と。
 娘達は仙ノ倉山へ行く、と聞いていたがどうも怪しい天気のこともあり途中で変更したらしい。
 下山して駐車場に着いたら見たことのある車があったからよくみたら、
 「おかんの車だった(笑)」と娘からのラインメッセージ
 全く同じ周回コースだったらしい。彼らは東京を夜中に出発していたから
 私が朝、駐車場に着いたころには頂上を踏んでいたんだろう。
 な~んだ、一緒に行けばよかった、と一瞬思ったけど、歩くスピードが違いすぎるので
 足手まといになるに違いない。
 これでよかった、んだけど親子だねえ~♪同じ山を考えるとは。

と、話題てんこ盛りの日光白根山(笑)

日光白根山

2014-06-22 15:57:44 | 日記

弥陀ヶ池


行こう行こうと思っていてなかなか行けなかった日光白根山
人が少ないであろう 菅沼登山口から

     

                       
                        駐車場横の1本の木 二荒神様が守っていらっしゃるのか・・・

先週の山道とは打って変わって自然に近い山道
白樺、ダケカンバの林の道は



風が走る音、鳥の賑やかな掛け合い
木が朽ち果てた後にぽっかりと明く空と日差し
なのに、しっとりとした空気は
それはそれは優しい。
まったく人はいない。人気も霊気もなく
森に包み込まれる感覚
いい道!

         
          可憐なコミヤマカタバミ

2~3種類の鳥達がかけあっていのるを聞きながら
歩いていると飽きないし、疲れも感じないから 不思議

樹林帯を抜けるとぽっかりと
弥陀ヶ池に到着
山側に少しだけ シラネアオイ が2輪ほど淡い紫の花をさかせている



ここから先頂上までは、岩場と急登が続く
最後にいや~な岩をまたぎ越えると頂上手前ちいさなピーク

        
        案内板柱の向こう側が正真正銘の山頂

一旦下ってまた上がるとやっと山頂


ちょっと広くてわかりずらい
       

曇天で眺めはよろしくなかったが、五色沼は眺められた



朝車を走らせていると道路を横切るシカがいたが、
頂上にもこうしてシカ
お昼のお弁当をわけてもらっている


同じ岩場を下るのは嫌だったので、周遊コースとして五色沼へ下りることにした。
途中からダケカンバの林、雪渓の道

40分ほどで五色沼に到着
途中エゾノツガザクラも咲いていた
まだ花々はこれから、というほどに涼しい。

五色沼は明るいのにし~んと静か



ここはシカの水のみ場らしい
今年角がはえ始めた若いシカ
角がまだ柔らかそう


お昼を食べていたらなんだか後ろに視線を感じる
振り向くと雌のシカと目があってしまった。
急いで食べていたものを頬張る。シカも鼻がいいのだろうか。



             
              やっと咲き出した感じの 
                  白山よりちょっと背丈が低く小柄な ショウジョウバカマ

                        
                         五色沼の周りはちょっとした イワカガミの群生地


ここから20分ほど登ると
弥陀ヶ池に戻る
途中、食事中のシカに登山道をふさがれて
仕方なく私が獣道を通る。
奈良のシカの如く、人間が危害を与えないとわかると
シカも決して逃げない。

池のほとりから今日登った 日光白根山 を振り返る。


ここからまたあの山道をくだりつつ
雷鳴が聞こえ始めたんだけれど
なんだかこの樹林帯からでてしまうのがもったいなくて
鳥の声や、鼻をかすめるカツラの香り、風、緑のグラデーションをのんびりと身体にしみこませる。
今日は夏至
急ぐ必要はない


倒木から芽を出す若木





ヒル降る峠

2014-06-22 14:39:27 | 日記
娘が「山」病にかかり毎週末山に出かけている。
先週14日は「谷川岳」(黒戸尾根より)

私も経験あるから良く分かるんだけど
山始めた頃は熱にうかされたように山の中に
もぐりこみたくなるもの。
あの湿度、光の流れ、香りと風・・・
子供の頃木登りが大好きだった娘はまさに
自分の置き場を見つけたのかもしれません。
若いから足も速くたくましく、岩場も雪もなんのその
体力も半端なくあり羨ましいほど。
今から登っていたら、素敵な風景・光景、楽しい雨歩き
色々経験できて豊な道を進めるだろうとちょっと安心。

さて、それはさておき
6月15日、東京丹沢山系、通称ヒル降る峠?の
塔ノ岳~鍋割山へでかける。
梅雨の合間、晴れて乾燥している2日目ならヒルはいないだろう。

神奈川県の秦野戸川公園横より塔ノ岳の山頂へ
公園は河川敷の広々とした遊水公園でとても楽しそう・・・を横目に
ひたすらまっすぐ頂上を目指す大倉尾根(通称バカ尾根)を登る。
通称が何故ついたか、歩いていると分かった。
ただひたすらに階段を昇る上る・・・
手入れがされている、と考えるかどうか。


階段をのぼりつつ上を見上げあそこを越えれば平坦?か風景が変わるかな
と楽しみにあがると
また別の階段。そして時々木道
まるで修行の道。
でも、本や雑誌には初心者向けと書いてあるからか、やけに山ガールが多い。

登山道2/3あたりの花立山荘からの風景は 一陣の風
空を見上げるとどこから飛んできたのか、パラグライダー

先週行ったの下田の方まで見渡せる


3時間の修行で頂上に到着

富士山は雲の上にちょこっと頭を覗かせる程度

歩き出しておなかの調子がおかしくてずっと我慢して修行の道を歩んでいたけれど
山小屋でトイレをお借りしてすっきりかっきり。山小屋の有難さを痛感。
頂上は広々していて、穏やかで暫しまどろんでしまう。

帰路は色が濃くなったブナ林続く鍋割り山稜を1時間

頂上小屋は鍋焼きうどんで有名らしい。

でも今日は、横にあったカキ氷!が美味しそうだったけど
おなかの事も考えてさっさと下山。こちらの道は自然に近い山道、途中から
植樹林帯のちょっと薄暗い道、人気がなくて・・・すれ違った人は2人だけ


林道の端っこに着くとこんな看板
          

                                 
確かに、小屋にはこんなペットボトルが所狭しとおいてあった。
ボランティア精神に富んでいる人が多い日本で何より。


深い緑のなかに ヤマボウシ が目をひいた