樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

福島の山 第2弾 燧ケ岳(ひうちがたけ)

2014-08-03 21:48:40 | 日記


日光白根山でであった会津の方々とばったり日帰り温泉で再び再会したご縁で
約束した山登り、8月2日、尾瀬が原で有名な「燧ケ岳」に
福島県会津側から登る事となった。

快晴

尾瀬は栃木、新潟、福島の3県で管理している。
栃木県側は東京電力が、福島県側は会津桧枝岐村が。
今回は福島県側 御池(みいけ)登山口より

しょっぱなから岩場の急な登り
朝6時頃には15度と寒いくらいだったけど、
デドックスの汗が1時間・・・
ふっと目の前がひらけて 広沢田代(湿原)


ワタスゲも


チングルマも
盛りは終わっていた

けれど、
広々した草草を渡る風は太陽に温められてはいるが
涼しく、一息つく


静けさ漂う



雲が晴れ、頂上が現る
ここからもうひとつ湿原をとおって3時間であの頂へ
後ろからみると柔らかな山容


しかし、意外と岩場が多く
手も足も頭も使う

                      
                        一時間ほどで先ほど気持ちよい風を感じた広沢田代と駐車場が眼下にみえる


最後の岩場、ガレ場(雪渓あり)を登りきると
第一頂上の俎(まないた)ぐら(2346m)着


一度下って登り返すと隣の頂上、柴安(しばやす)ぐら(2356m)

この間、片道20分
俎ぐらに荷物をおいて10m高い頂上をめざす


二つの頂上を合わせて「燧ケ岳」と呼ぶ


          
               こちらは 尾瀬沼

                              
                                こちらは有名な尾瀬ヶ原と至仏山(しぶつさん)

        
             目を転じれば、次回行きたい 会津駒ケ岳 のゆったりとした山容


帰路は尾瀬沼に下りる 長英新道 を利用。
最初の急な岩場を1時間ほど下った所で、宴会が始まった。
会津バス(尾瀬のシャトルバス)運転手さんたち、震災後登山客も少なくなり
こうして土日にも休みが取れるようになって、山へもいける!と苦笑い。


瑞々しい サンカヨウの実


と、突然宴会閉会
大粒の雨が落ちてきた。
粘土質の土、ダケカンバの樹林帯に入ったとたん
大きな雷の音が追いかけてくる。
途中でばりばり!っと音がして
地元の運転手さんたちも、これは落ちたな・・・と

2時間歩きとおして尾瀬沼、大江湿原が出迎えてくれる。
雨はもう止んでいた。
振り返ると

      
        燧ケ岳の雄姿 あそこからここまで2時間でここまでおりれるものか・・と感慨に浸る



しん、とした尾瀬沼


大江湿原のシンボル、三本カラマツ
湿原の中にひっそりと佇む





ワレモコウの色づき


湿原でレインウエアーを脱ぐと風が冷たく寒く感じる
もうここは、 秋の気配
短い夏はお盆で終わるという

静かな尾瀬は晩秋がいいのかもしれない。

一人で歩いていては分からなかった事を
地元の方々にぼそぼそと控えめに教えていただいた1日
久し振りに、気負いのない山歩きとなった。
             






四谷怪談で有名なお岩さん

2014-08-03 21:17:08 | 日記
夏なので
猛暑なので少し涼しいお話を・・・ではなくて

勤務先の四ツ谷に「四谷怪談」で有名な「お岩さん」を
祀っている小さな神社がある。
それもほんとに裏通りの住宅街の中にひっそりと

仕事が少し一段落したので早めに帰れる日に寄り道


於岩稲荷 田宮神社(通称:お岩稲荷)



お向かいには赤いご門の「於岩霊堂」 とある 「陽運寺」
なんだか不思議な通路に迷い込んだ感じ。

とにかく小さく質素な田宮神社へお参りに。
福を招き、商売繁盛のご利益あり・・・と聞く。

四谷怪談でおなじみのお岩さん
しかし、実際は江戸時代徳川家の御家人の娘、お岩さん
商家に奉公にでて家計を助け、庭にあった社を信心していたそうだ。
簡単にいうと、このお岩さんのお陰で田宮家は持ち直し復活したと
巷で評判になったのが、田宮家のお社、
そしてその後にこの田宮神社となる

お賽銭箱の横に沢山のお札が置かれている。
好きなお札を1枚引くようにと書かれていた。
「言葉は言霊=お守り」なんだそうで
私も目をつぶって今日の1枚を引いてみた。



お守りにして大事にします、このお札


神社の脇に大きな桐の木が1本
後ろ姿を見守られている感覚が ふっとした。