樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

東京行脚

2017-10-01 19:46:58 | 日記


先週末は東京行脚
ちょうど東京虎ノ門キャンパスにて
ボーディングスクール(寄宿学校)フェア という
催しものがあったので、実家に顔を出すついでに
寄ってみた。
2020年までに3校が開校される予定で
インターナショナルスクール形式
そのそれぞれの説明、質疑応答などあり
学校のスタンス、目指すものは違えど
色濃い熱き想いがなかなか興味深かった。

一つは長野県白馬にて開校を目指すアウトドアー体験を主眼においたもの
もう一つはどこにできるか未定だけど、何かの賞をとったことがある学生を入学させ
科学に特化したインターナショナルスクール
14、5才で親許を離れ寮生活をすることは子供にとっては独立心が養われる、
が、今の日本の親が子供を離す用意があるだろうか・・・

さて
87になった母の顔を見に月1回、東京に出る心づもり
をしていたので、夜、本来の目的、実家に寄る。

11月に2年に1回開催される書道展覧会に向けて書いた母の作品を二つ
まだ表装前のさらの作品を鑑賞した。

今年のはずいぶんと品よく、いままでにない風通しのよい感じで
余白のバランスがとてもよい作品に仕上がっていた。
表装するとまた雰囲気がかわるのでとても楽しみ
それにしても、よくぞ2つの作品を仕上げたものだ、
とその集中力と体力に感心してしまった。

母がこうして子離れしてくれていて、しっかりと独り立ちしていてくれるから
私は自由に金沢で仕事ができる状況にいる。ありがたきかな!

母と日曜日に散歩をし、近くに見つけたイタリアンで
ゆっくりランチ。食欲の旺盛さと新しいものへの興味、
そしておしゃれをすること、これが彼女の元気の秘訣かな。
いい笑顔をランチに添えてくれた。
お互い其其の元気さ加減を表情で確かめ、
私は実家を後にした。

金沢へ戻る前に
府中美術館で開催されている
フィンランド独立100周年記念 フィンランド・デザイン展 を
見にいった。
日本でもよくしられている イッタラ、アラビア、マリメッコ 等のデザイン
モダニズムを代表する建築家の家具、やオブジェ
厳しい自然と共存する国の、そして森の恵みを大切にする国の心意気、
無駄をそぎおとしたシンプルデザインの力強さ。
日本とも共通する部分が私を引き付けるのかもしれない。



府中美術館は緑の豊かな公園にある美術館
やんわりとした温かみがあり光の入り加減も優しく
奇をてらうようなところのないシンプルな美術館。
このデザイン展を開催するに相応しかった。