
先週末の白山植生調査で教えていただきました。
クロユリのこと
クロユリのこと

このイワウチワの葉っぱの下に
地面にへばりつくようにクロユリの葉っぱがいくつもありました。
地面にへばりつくようにクロユリの葉っぱがいくつもありました。
まずこの状態で4年ほど栄養を蓄え
それから少し茎を伸ばし葉っぱも増やし
また3~4年ほど栄養を蓄えるそうです。
そしてこうして花をつける。
だから花をつけるまでに下ずみ生活7~8年(個体差あり)
クロユリは雌雄別々になっていて
メス株とオス株があるそうです。
そして不思議なのは雌雄両方ある両性もまたあって
なんとかこの短い間に個体数を増やそうと努力のあとがみられる花なんだそうです。
涙ぐましい・・・
オス花の香りはなんともかぐやしい香りとは程遠く
アルカリ性が強いというか・・・この標高では蝶や蜂がほとんどいないので
ここでも生息するハエに受粉を託すしかなく
そんな香りにしているらしい。
その生息地域にあった工夫をどうしてできるのでしょうか。
不思議な事ばかりです。
クロユリは1本の茎に1花つけるのが通常ですが
たまに2輪になっているのがあります。
これはもう老成していてやけっぱちになっているものだそうで
婆がふたつ、爺がふたつ・・・
なんだか同性がふたつならんでいてもかわいそうな気がします。
そう思って眺めてあげてください。
ああ、もう消え行く運命なんだ、最後の華を咲かせてる・・・と。
珍しいからか、石川県の県花ではありますが
あまり目立たず、一般的ではない花を選ぶという事は
質素な県民性を表わしているのでしょうかね。
今回、クロユリの最盛時期、群生している場所を何箇所か通りました。
こんな話を聞いた後だと、涙ぐましいというか
やはり、感動ものでした。
結構標高をあげたところに群生していたので
群生場所ではすでに電池切れ・・・写真がなくてごめんなさい
やっと、ブログ復活です! (照笑)
御心配、お掛けしました.
クロユリの生い立ち、凄いですね。始めて知りました!(驚)
↓の植物たち、私が知らないものが、たくさん… @@;
え~っと、前々記事にあった、水芭蕉は、ドクダミ科ではなく
里芋科です。 これぐらいしか知りまちぇん (><);
今度、知らない植物を撮影したら、樹さんに訊ねますね!
教えてくださいょ~~~^O^/
忘れずにお尋ねくださいましてあんやと~!
たまに専門家と歩くのもいいものですね。
すぐ忘れちゃうので、メモとるのが大変でした(汗)
海さんは動植物、それに魚まで幅が広いから@@です。
またぼちぼちとよろしくお願いいたします。