冬眠からさめた蛙

先週の木曜日の晩
蛙の鳴き声が、一晩中とめどなく・・・
それもちょっと甲高いトーン
ケロケロではなくてコロンコロンとなにか金属を転がすような音で

そう、春の産卵の季節特有の声です。

家の庭には昔からヒキガエルらしき大きな蛙が棲みついているのです。
年に一回は道端でばったりお会いするのですが
ちょっと　ドキっとします。

ずっと一匹だと思っていたのに、声をきいていると
どうも掛け合っている。相手がいるようでした。
冬眠から覚めて嬉しさ一杯の合唱
でもこれ、ほんとに丸1日だけ。
その後は静かなものです。

そして日曜日、庭に造作なく置いている瓶に
雨水が溜まっているのですが
その中にありました。
懐かしき、蛙の卵
ゼリー状に包まれた黒いつぶつぶいっぱいのやつ
とぐろを巻いてありました。

でもね、もうちょっとうまく産卵しないと・・・
ずいぶんと瓶の淵から外に落ちていて
黒い卵の核（たぶん白くなっている所）がすでに
変形しだしていて、このままだとおたまじゃくしは土の上・・・

あ～自然淘汰とみるべきか。

でも、見るに見かねて枝先で水にもどせるものは
ぽちゃんともどしてしまいました。

だって、土の上でのた打ち回ってひからびるおたまじゃくしは
見ていられないもの。

でもでも考えようによっては
これ全部おたまにかえって蛙になったら
うるさくてしょうがないかもしれないなあ～

しまった！