最後にここへ来たのはいつのことだったろうか。
ホールの中身は変わっていない。
白い蛇腹を天井からつるした感じの舞台背面
それだけのステージ
扇型に広がる座席は昔からゆったりとしている。
ここは上野、
文化会館小ホール
秋から半年、五回の夜会音楽会
4月に上京した時思わず
通年のチケットを買ってしまった。
気楽にクラシックを生音で聴きたくて。
金曜日、第一夜は
「サクソ・マジック」と称して須川展也(ソリストのほか、芸大客員教授)が
アルト、テナー、ソプラノ、バリトンの4種類のサックスを自在に操る。
二部の一曲目、4種類すべてのサックスを駆使して
ムソルグスキー「展覧会の絵」
音の表情も打楽器のような音を出す技法も楽しい作品。
まるで一枚一枚の絵を見て回るようだった。
一部の最後の曲目
「日本民謡による狂詩曲(ラプソディ)」
石川亮太という若い作曲・アレンジャーによる作品
「津軽じょんがら節」「会津磐梯山」「鹿の遠音」がメドレーで
そして「竹田の子守唄」「黒田節」「ソーラン節」などどこかで
耳にしたことがあるメロディーが以外にも洋楽的な旋律で美しくも
懐かしく優しい音として流れてくる曲だった。
洋楽器で奏でても決して不思議でないこの心地よさ・・・
石川氏も聴衆の一人としていらしたが、若くてなかなかシャイな
骨太な方だった。この方の力量です、この曲は。
Soiree(夜会)と名をつけただけあって
休憩時間15分、広いピロティにはBARも設えてあり
ワインやビール片手に芸大の学生や先生方?などなど
音楽談義に華を咲かせていた。
こんなBARは以前にはなかったなあ~
でもね、会社帰りだったせいか、サックスという楽器のせいか
はたまた生音に期待しすぎていたせいか、
あまり感動なく普通ーの音楽会
なんら特別なうきうきした後味がなかったのはどうしてだろうか。
ひとつは空調かもしれない。
ご高齢の方々が私の前の席にずらっといらして
それはそれで楽しんでいらっしゃるのだらかいいのだが、
加齢臭というかなんか昔のポマードの匂いというかが
鼻をつく。これって空調があまりよくないせいだろうか。
気になって気になって・・・
ちょうど持ち合わせていた匂い袋を鼻に当て凌いではいたものの
香りもトータル音楽会の内。
匂いを上に吸い上げる設備はないのだろうか、
なんて考えてしまった。
第2夜以降の予定は
チェンバロ、バイオリン、無伴奏チェロ、小曽根のジャズピアノ
と続く。
ホールの中身は変わっていない。
白い蛇腹を天井からつるした感じの舞台背面
それだけのステージ
扇型に広がる座席は昔からゆったりとしている。
ここは上野、
文化会館小ホール
秋から半年、五回の夜会音楽会
4月に上京した時思わず
通年のチケットを買ってしまった。
気楽にクラシックを生音で聴きたくて。
金曜日、第一夜は
「サクソ・マジック」と称して須川展也(ソリストのほか、芸大客員教授)が
アルト、テナー、ソプラノ、バリトンの4種類のサックスを自在に操る。
二部の一曲目、4種類すべてのサックスを駆使して
ムソルグスキー「展覧会の絵」
音の表情も打楽器のような音を出す技法も楽しい作品。
まるで一枚一枚の絵を見て回るようだった。
一部の最後の曲目
「日本民謡による狂詩曲(ラプソディ)」
石川亮太という若い作曲・アレンジャーによる作品
「津軽じょんがら節」「会津磐梯山」「鹿の遠音」がメドレーで
そして「竹田の子守唄」「黒田節」「ソーラン節」などどこかで
耳にしたことがあるメロディーが以外にも洋楽的な旋律で美しくも
懐かしく優しい音として流れてくる曲だった。
洋楽器で奏でても決して不思議でないこの心地よさ・・・
石川氏も聴衆の一人としていらしたが、若くてなかなかシャイな
骨太な方だった。この方の力量です、この曲は。
Soiree(夜会)と名をつけただけあって
休憩時間15分、広いピロティにはBARも設えてあり
ワインやビール片手に芸大の学生や先生方?などなど
音楽談義に華を咲かせていた。
こんなBARは以前にはなかったなあ~
でもね、会社帰りだったせいか、サックスという楽器のせいか
はたまた生音に期待しすぎていたせいか、
あまり感動なく普通ーの音楽会
なんら特別なうきうきした後味がなかったのはどうしてだろうか。
ひとつは空調かもしれない。
ご高齢の方々が私の前の席にずらっといらして
それはそれで楽しんでいらっしゃるのだらかいいのだが、
加齢臭というかなんか昔のポマードの匂いというかが
鼻をつく。これって空調があまりよくないせいだろうか。
気になって気になって・・・
ちょうど持ち合わせていた匂い袋を鼻に当て凌いではいたものの
香りもトータル音楽会の内。
匂いを上に吸い上げる設備はないのだろうか、
なんて考えてしまった。
第2夜以降の予定は
チェンバロ、バイオリン、無伴奏チェロ、小曽根のジャズピアノ
と続く。