樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

春の詩(うた)

2016-04-12 21:15:33 | 日記
目をつむって
ポコポコっとした山里をいくつか描いてみてください。

冬の間、ジーっとギューッと詰め込んだ想いを
今、そっと少しづつ解放し
固かった手のひらをゆっくり開いていくように

描いた里山に
薄くて淡い紫色を注し
白に近いベビーピンクの色をおとし
所々に白を挿す

ほんのりと色づく山肌

薄紫も淡いピンクも芽吹き色
白は梅

麓には目が覚めるほど鮮やかな黄色
これはレンギョウ、水仙

10分ほど山の方へ車で走り込むと
こんな春の詩
山が微笑み始めた。


でも、
その翌日
雪が降り、山肌は粉砂糖を振りかけたように
真っ白け
それもまたよし。
風情を感じる 4月の淡雪


街頭がないのでちょっと暗い ほんとうの夜桜・・・

それでも 桜(ソメイヨシノ)のつぼみが少しだけ緩み始めている。

仮設宿舎

2016-04-09 16:03:19 | 日記

4棟長屋


台所から玄関
出るとすぐ向かいのお部屋の窓


1K(6畳一間と3畳のキッチン)
この写真は引っ越し前なので
こうしてみるととても広く感じる


築5年だから割りとというより思っていた以上にきれい



建物の横は昔小高い山だったのだろうけれど
木を切り盛り土の土を供給するために削られて海岸線に運ばれる。

今朝防災無線で「強風警報」の放送があった。
確かに風が強い、が、心なしか暖かさが混じっている

窓を全開にして風を通す



近くの医院入り口の桜がほころんでいた。
朝のウグイスはここで遊んでいたに違いない。

もうすぐ中学校校庭の桜が満開になり
校庭の仮設住宅の人たちがひとときの春を味わうのだろう

陸前高田のPR

2016-04-07 21:58:36 | 日記
毎日慣れぬ仕事にあたふたしているが
とても健康的。よく歩く。
なにせ、市役所もプレハブで4号館まであるので
別の部署まで歩く歩く。
当然エレベーターなんてないから
階段利用。ま、2階建てですが。

そんな仕事場、新人へのオリエンテーションがあり
よいい情報をいただいた。

その1
facebookを市の若い職員が立ち上げて情報を発信中
    「がんばっぺし陸前高田」
で検索を。

その2
facebookにも掲載しているらしいけれど
ご当地グルメとして「ホタテとワカメの炙りしゃぶしゃぶ御膳」
が誕生。4店舗で展開中


税込み 1350円


ホタテの3段タワーが目玉ですが、
ワカメも美味しいし、なんと言っても
岩手県産のお米がふくふくしていて美味

皆さん、ご賞味にいらしてくださいまし!
早く来ないと売り切れてしまうかもしれませんぞ~

春遠からじ

2016-04-05 22:11:13 | 日記
引っ越しの達人(今までに10回の引っ越し、海外を含む)が
助っ人にきてくれたお陰で、
新天地での生活をすんなりと始められた。

助っ人は100箱にも及ぶ引っ越し段ボールを一人で段取りし
開けて納めていくことがあったという。すごいなあ~♪
引っ越し屋さんが運んできてくれた箱をさっさとさばき
当日に1箱を残しすべて段ボールをお持ち帰りいただく
という芸当を見せてくれた。
(たかだか15箱だったので)



当地はまだ最低気温が2~3度でしかないが
朝の目覚めには 野生の雉の鳴き声、その後お日様の陽が暖まり始めると
鶯の声も近くに聞こえる。
雨の朝以外は、とても気持ちよく目覚められる。

桜の蕾はまだ固いけれど
津波で桜の木も少ないけれど
復興計画8年のうちの5年目
邁進年として完逐をめざす陸前高田市

春遠からじ と願い力を尽くそうぞ

引っ越しを手伝いに来てくれた友人

2016-04-01 23:45:01 | 日記


東北道から東へおれて下道を沿岸地域に向かい走りながら
時間の流れの時差を合わせ
風に身を任せてやってきた

宿舎にはいる前に夕食がつかない民宿にとまり
ご主人を津波で亡くしたという女将さんの話に耳を傾け
この町では誰かしら親族を津波でなくしている人の方が多いと聞く。
夕食をつけないのは、仮設商店で頑張っている
食堂へも行ってもらい、お客さんを囲わず、皆で分けなければ
という気持ちだそうだ。お客さんには不便をさせ申し訳ないけど・・・と。

盛岡市で辞令交付式に出席し、その後2時間かけて市町村へ
戻ってきた。車で走れば2時間だが、新幹線やBRT(bus rapid transportation)に
乗り継ぐと、3時間位かかる。

こんな所まで、引っ越しの手伝いに来てくれた
横浜の友達。
その友達のために、今晩は広田湾が見渡せる、2年前にできたという
箱根山の高台にあるテラスハウスに宿をとる。

ロフトのある、木をふんだんに使ったテラスハウス
朝食はカフェを併設したテラスでとることもできる
そんな宿泊施設


一方、仮設商店街の方々が新たな街造りとして盛り土の上に新たに店を建てるとすると
また借金をしなければならず、再建してもお客さんがきてくれるかどうかにかかっているが
先が見えない、という話を聞いた。年々、訪れる人が減ってきていると。
一ノ関からも盛岡からも遠いこの地、
実際、街の再建はほど遠いのではないか・・・