樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

異国情緒 函館

2017-07-06 05:47:54 | 日記

五稜郭堀に浮かぶ水生植物は五角形


巷に言う 「歴女」 に近い娘のお目当てはやはり
函館と言えばまずは五稜郭

その前に早朝お散歩がてら近くの
函館八幡宮 に詣でる。



北海道の八幡さまを統括しているという立派なお社
入り口の鳥居は二つ
一つには「神威(カムイ)」とある。
神威はアイヌ語で「神」
そして東郷平八郎が書いた碑

鳥居をくぐった途端 なんだかすごいパワーを感じる!
お社はとても古い。

そのあと、近くの谷地頭温泉へ朝6時ちょっと過ぎにタオルをひっかけ
鼻唄混じりに朝風呂浴びに。
驚くことに駐車場は満車状態!
茶色いやさしいお湯で、町の人たちに愛されているんだなあ~
あとで聞けば、60才以上無料で、漁師町だから漁師が漁から
帰ってきてひと風呂浴びる時間だったようだ。

心も身体も浄めたあとに五稜郭へいざ!


五稜郭タワーの上には歴史に登場した人物たちの動きが
小さなジオラマで再現されており、とても分かりやすい
あまり、歴史の教科書に出てこない 榎本武陽(五稜郭を設計した人)等
なかなか興味深い

あの時代、どうやって測量し、あの鋭角な稜をきちんと築城したのか。
技術に驚く

公園内および箱館奉行を散策し、路面電車にのって町中散策
時々きままにカフェによる



坂が多く、港町だけあり、教会も多く建ち、横浜を思わせる異国情緒


レンガ造りに倉庫群
お店が入り、観光客がいっぱい



翌日は、今回の目玉である江差の「海陽丸」記念館へ



形のきれいな船が再現されており船内は記念館となっている。
オランダで建造され、長い航海を経て日本にたどり着き
さて、援軍へ!と出た江差沖。その沖で座礁、沈没した船
そこから引き上げた砲弾や遺物を展示、体験型展示の記念館
今の日本はこういった歴史の上になりたっているわけだが、
日本という国に対して熱き想いをそれぞれに持った若き人々が集い
憂い、戦い・・・ この北海道で躍動し時間をかけて熟成していった歴史


土方さんが手をついて沈没した船を眺めたというという「嘆きの松」


江差はその昔、鰊漁で栄えた漁港
北前船が行き交い「鰊御殿」なるものも町並みの中に残っている。
北前船といえば、福井・石川とも縁が深く
能登の珠洲と交易があった話を聞かせてくれる人にも出会った。


鯉のぼりならぬ にしん登り がこちらの定番だとか


鰊御殿のお宅にあった持ち出し用「担ぎ出し金庫」 


古いお寺をいくつか回り、高台のお寺から日本海の風を受けて
のんびり過ごす旅



一時より観光客も減り
寂れてしまったという函館と江差
ひっそりと歴史を語り継いでいく




恵山

2017-07-03 21:08:00 | 日記


新日本百名山 2座目は
函館の東、太平洋に面した突端にある恵山(えざん)




これは つつじの一種




がんがんと登っていく
活火山なので中腹からは硫黄の煙がもうもうとあがり
風の向きによっては硫黄臭がひどい
地球は生きている! 大地は眠っていない!
そんなパワーを感じながら
美しい海を眺める







近くの 恵山温泉に泊まったのだが
ここの温泉は とっても酸性度が強い。
なめると酸っぱくって甘い
出たあとは何故か鉄分の臭いが残る
無色透明、そして無臭の温泉
こんなの初めて!

肌はとても柔らかくなった感じがする。
ここの旅館のご家族はみんなお肌がピッかピか


釣りたての新鮮なお刺身と


マグロの胃袋の酢味噌あえ はじめ
煮物焼き物、揚げ物とお魚ずくし



しっかり余すことなく 猫跨ぎ
きれいに命をいただきました。
旅館のおばちゃんにも
まあ、きれいに食べてくださって!と
誉められた?呆れられた?

今まで6~7回北海道に足を運んでいる私だが
内陸ばかりだったのか、こんなにお魚に
恵まれたことはなかったなあ

初の北海道上陸娘は、1日目にして大満足
よき旅が始まった