チェコ暮らしの記録

チェコのプラハでの生活

受け継ぐ思い(1)

2011年06月06日 | 最愛の夫を亡くして
ダーリンを失った現実を受け入れることができず、私のまわりは時間が止まったままです。

そんな私の思いなど関係なしに、植物は育つのですね。

去年の春、前庭と裏庭の整理をダーリンひでにまかせました。友達に分けてもらった株や、お気に入りの球根をレイアウトを工夫して植えていたようです。

(作業中のダーリンひで 2010年5月1日)


その植物たちが、1年間でしっかり根を張って、初めての花を咲かせたのです。もちろんダーリンも見ていません

特に目を引いたのは、2種類の白いオダマキ
私が「オダマキの種まきに挑戦してもうまくいかない。」と話したのを覚えていて植えてくれたのでしょうか。
そうだとしたら、ダーリンひでからの嬉しいプレゼントです。
写真は、クリームがかった花の中央に黄色が混ざった種類。もう1株は、透き通るような純白の小さな花がとても清楚です。


ダーリンがいれば「きれいな花が咲いたね!」と一緒に喜べるのに、ずっと二人で花を見て過ごせるのにと、花がきれいであればあるほど悲しみが深くなります。
でも、ダーリンが心をこめて育てた花です。思いを無駄にしないよう、私が大切に世話していかなければ。

ダーリンに見てもらえるように、新しい花が開くたびに仏壇に供えました。

白いオダマキの花言葉…『あの方が気がかり』

※申し訳ありませんが、感情が不安定ですので、コメントへのお返事は休ませていただきます。


1 コメント

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陽光 (マックスパパ)
2011-06-20 20:16:24
こんばんは。

母が手入れしていた鉢の花々が、4月5月と待ちかねたように実家で咲いていました。
もう4ヶ月も無人の住宅ですが、ご近所の方々が水遣りを・・・ありがたいものです。

母が入院していた大学病院前のバス通りには、赤いサクラ(陽光)が街路樹として植えてあり、車の中から「咲く頃には退院して、このサクラを見てみたい」と話していた。
私も、この陽光を見るたびに母を思い出すんだろうなって思います。

また、こちらはお盆が7月中旬で、新盆の準備に入ってきました。
私もターニャさんのように、自分のサイトを更新しなくちゃ・・・



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