３回目のお盆に

８月も終わりですが、印象に残った出来事、お盆の墓前回向のことを書いておきます。

ダーリンの墓地があるお寺は、お盆期間中はさまざまなイベントで忙しいため、首都圏から応援のお坊様たちがいらっしゃいます。
２年前、新盆の回向でその中のお一人がダーリンのお墓の担当になり、泣きじゃくる私に温かい言葉をかけてくれました。初めてお会いしたお坊様でしたが、心が洗われるような気がしたことを覚えています。

翌年も墓前にあらわれたのは、同じかたでした。「(ターニャさんのことを)覚えていますよ。これもご縁ですね。」と声をかけてくださって、お経のあとに、人と人との『縁』について話を聞かせてくれました。
泣きながら後悔を口にする私を、未練がましいと責めるわけでもなく、早く立ち直れと無理強いするわけでもなく、私の心境に寄り添って接してくれるのです。
私が、「昨年、言われたことをかみしめて過ごしていたら、翌月の彼岸に夢に出てきたんです！」と、その時のダーリンの様子を話したら「ご主人は、次の段階への準備に入ったかもしれませんね」とつぶやいていたのですが…。

今年も、同じかたに回向していただけました。
（他にも数名のお坊様がいます、、念のため）
やはり涙が止まらない私に「今でもそんなに…それだけ愛情が深かったのですね。」から始まって、また色々なお話を聞かせてくれました。

そして、「ご主人は、もう次のスタートをきったのではないでしょうか。」と。

生を受けて、他の人間として誕生したのでは？とおっしゃるのです。
一生懸命供養すると転生も早いとは言うけれど、早すぎませんか（汗

この日を境に、私が仏壇で手を合わせるとき、祈る内容は増えました。
これまでは、「ダーリンが病気から解放されて、痛みや苦しみがなくて…云々」でしたが、これに「もし生まれ変わったのなら、愛情をたくさん受けて幸せな人生を送っていますように」を付け加えています。

欲張りなお願いだけど、どうか、かないますように(-人-)