はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

29兆円ぐらい資産があったら

2025-01-27 14:21:39 | スポーツ

今年のセンバツに

『エナジックスポーツ』という

いかにもスポーツ好きそうな名前の高校が出場するが。

 

私が大富豪だったらポケットマネーで

『400メートル×4』という名の高校を創設するね。

これは文字通り、陸上のリレー種目のひとつを

そのまま高校名にしたものである。

400メートル×4リレーは

その国の陸上の総合力を表すといわれている。

かつ

相手チームとの駆け引きでどういう順番で走らせるかの監督の作戦

また

いざ本番のレースでの選手たちの判断力、機転、勝負強さ

いろんな要素が絡み合い

たんに4人のベストタイムで比較しただけでは

どのチームが勝つかわからない。

したがって

私個人としては陸上で一番面白い

エキサイティングな種目だと思っている。

 

日本全国から

「400メートル×4に人生をかける」という才能ある中学生を集め

授業の大半の時間は、400メートル走である。

購買部で売っている弁当も400円に設定している。

(なかみは、ご飯の上に鳥そぼろ、スクランブルエッグ、すぐき、桜でんぶが敷き詰められた4色弁当である)

部活及びクラブ活動はとくにはない。

なぜならば、全員が400メートル×4の専門の陸上部だからである。

 

おそらく3年後にはインターハイを制し

5年後には実業団チームを倒し日本一になり

7年後には

この学校の現役プラスOBの選手たちで編成された

日本史上最強チームが

オリンピックで金メダルを獲得するに違いない。

 

ちなみに

授業料は無料で

大会でファインプレーの走りをした選手には

その大会の格によっても違うが

ボーナス10万円から1000万円が与えられる。

 

文部科学省・教育評論家からは文句が出るだろうが

それには

「どっかの国の大統領選挙活動における

イー〇ン・マ〇ク氏よりかはマシでしょ」

という言い訳を用意している。

 

 

 


現代はつらいよ

2025-01-27 04:32:00 | 映画

先日は『男はつらいよ』(1975年)を観たわけですが

前半何かあわただしくシーンが切り替わると思ったら

このテレビ版の『男はつらいよ』って、

前半、ストーリーと直接関係ないシーンを

カットしてる部分が多いんですねえ。

だからちょっと味気ないスカスカな印象を受けた。

同映画の推しファンのひとりとして

この日生まれて初めて『男はつらいよ』を鑑賞する人に

「な~んだB級コメディに毛の生えたようなものだな」

などと勘違いされたくない。

 

 

たとえばオリジナルでは

江戸川の土手の斜面で

寅次郎と源公の会話が終わると

カメラがゆっくりパンして

青空を写し

その広い空を二羽の鳥がゆうゆうと飛んでゆく。

が、テレビ版では、二人の会話が終わった時点で

すぐブチッと切られて次のシーンに移ってしまう。

 

あるいは

小さな公園で眠り込んだ寅次郎が

目を覚ました時に

子供たちのいたずらでズッコケると

子どもたちがからかう。

「こらっまちやがれ、このガキ。ちしょうめ」

と寅次郎が追いかけ

子どもらは「やあい。あっかんべー」と言いながら逃げてゆく

こういう昭和のお馴染みの『実写版忍者ハットリくんなど』の

「子どもたちが大人の男をからかったりするシーン」は

ことごとくカットされている。

 

たぶん今のこのご時世も影響してるんだろな。

もしこういうシーン観て

触発された現代の子どもが

明日、公園のベンチで寝てる住所不定の男性をからかったりすると

男が持ってるナイフで子どもをブスッ

なあんて事態がなりかねない。

そういうリスクはできるだけ助長しないよう

テレビ局は細心の注意を払ってるのかもしれない。

 

だからさあ

先日の「葛飾立志伝」を観ていいなと思った人は

数年後オリジナルに近いdvd版をあらためて観てほしい。

またちょっといい意味でイメージが変わるはずだ。