K10Dとパワーズームレンズ"FAズーム28mmF4~105mmF5.6"の動作を確認しておきます。
フルサイズの場合は広角域を含む標準ズームとしての扱いですが、APS-Cの場合は広角域のほとんどない標準ズームとなるのでしょう。
このレンズの売りは何と言っても"パワーズーム"です。
この機能を組み込んだために重く大ききなり、電池消費の観点からもあまり評判が良いものではないみたいのですが、個人的にはパワーズームはお薦めです。
銀塩一眼レフでは露光間ズームを使って夜景等を撮影したことがありますが、デジタル一眼レフでは手動で対応することになります。
レンズの切り替えスイッチ"PowerZoom"にして、カメラ側の設定により各種パワーズームの便利機能が使えます。
- 露光間ズーム(望遠→広角またはその逆ズーム可能。露光時間の半分を固定、残りの半分で自動でズームする)
- ズームクリップ(焦点距離を記憶させ、レンズのボタンでそのポイントにに自動でズームする)
- イメージサイズ指定モード(AF使用時のみ:動く被写体対して一定の撮影倍率になるようにズームする)
- ズーミング開始時にAFも同時にスタート<"Z-1p"ではペンタックスファンクションでON・OFFの切り替え可>
- 電源OFF時にレンズ長が最短位置に自動で戻る
- パワーズームはリングを回す量で3段階に変化
パワーズームが使えるデジタル一眼レフで有効なのは4.5.6.の項目です。
4.の項目はカメラ側の機能でON・OFFの切り替えなので、AFになっていた場合は常にONです。
5.の電源OFF時の最短位置に戻る機能ですが、ズーム機能"だけの様子でした。
※Z-1p等の銀塩一眼レフの場合は"∞"位置にも戻っていたはずなのですが・・・?
最短撮影距離も"0.43m"(マクロ域切り替え無し)で最大撮影倍率1/3なのでマクロ的なレンズとしても使えます。
銀塩カメラの"Z-1"&"Z-1P"ではよく使われたレンズなのですが・・・