京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

散策ー西陣紋屋図司の景観

2015-02-03 05:23:54 | 京都の町 町屋・建造物

一昨日、雪の銀閣寺撮影の帰り、西陣紋屋図子(もんやずし)に寄りました。
ここは先日訪れた、西陣大黒町の近くで、東西約150mほどの横路地です。
京都では小さな生活道路を「図子」や「路地(ろーじ)」と呼びます。
織物の図案である紋意匠図を作る職人が集まっていたことから付いた町名のようです。

市バスから鴨川の雪景色





紋屋町も大黒町同様、西陣のど真ん中と言えます。






紋屋図子と呼ばれる町並みです。
昔は西陣の職人長屋でしたが、今は陶芸家や写真家らが住んでいます。
テレビでもたびたび取り上げられ、観光客も多いようです。















前にも書きましたが、町屋と呼ばれる京都の住居は、高度経済成長や
バブルを経て大きく変貌しました。
西陣の町屋も西陣の衰退とともにどんどん失われ、全国どこにでもあるような、
一般住宅が増えています。
しかし最近では町屋の再評価も行われ、観光資源として評価が高まっています。
古い町屋が若い職人さんに活かされているのは、嬉しい限りです。

近所の町屋を紹介しましょう。
ベンガラ格子が特徴的です。




















近くの雨宝院に向かいます。
瓦を再利用した土塀





春の桜でも有名です。雨宝院。















境内に咲いていた椿
斑入侘助





あけぼの




蝦夷椿





本隆寺















近くの町屋です。