京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

建仁寺厳冬の座禅会と祇園甲部の景観

2015-02-09 05:50:40 | 坐禅会

今日は久しぶりに座禅会の記事を投稿します。
毎月第二日曜日、朝の8時から10時まで、建仁寺で座禅会が行われています。
私はもうかれこれ10年近く、気の向いた時に参加しています。

いつもは車ででかけるのですが、昨日は市バスにしました。
朝の花見小路をぶらぶら歩いて行きたかったのです。
あいにく小雨降る朝ですが、気温は4度と前日の0度より随分ましです。

朝の花見小路、石畳が濡れています。










建仁寺北門から入ります。





座禅会場の庫裏・方丈に入ります。





建仁寺の座禅会は祇園にあるせいか、観光客が多いのも特徴です。
いつも若い方が多いのですが、今回も20代の方、外国人も多く目につきました。
彼らは本国でも経験があるのでしょうか。座り方もしっかりしています。
この座禅会はどちらかというと初心者向けで、座禅は20分2回です。
座禅会場は大方丈の4つの部屋ですが、いつもいっぱいです。

今の時期の座禅会は、とても寒いのです。
襖は全て開けられますので、ほぼ外気と同じ温度です。
厚着をしていきますが、座禅中は裸足になり、コート類は脱ぎます。
私は時間が経つと寒くて大変ですが、やはり若い方々は元気です。

座禅終了後は、般若心経と白隠坐禅和讃の読経、茶礼(お茶とお菓子)の後、
小堀管長の提唱、『碧巌録』第五十三則「百丈野鴨子」を拝聴します。
管長は、いつも座禅は自己を見つめること。励ますように説法します。

庭園と襖絵を撮影しましたので御覧下さい。

方丈前庭










○△□の庭





潮音庭





海北友松の襖絵










お馴染みの『風神雷神図屏風』(複製)





金沢翔子氏の『風神雷神』





方丈を出ると、両足院境内にある毘沙門堂で、祇園の手作り市・寅市が開催されています。










ロウバイ





白梅も花を咲かせ始めました。





建仁寺を出て、祇園花街の町並みを撮影して帰宅です。










電気などのメーター類も露骨に見えないように





ベンガラ格子は落ち着きます。


























一力さん





東山魁夷のスケッチ「一力(祇園)」です。